私が小中学校に通っていた頃、冬と言えばマラソンの授業がありました。
私は結構好きでした。学校が田舎にあったので、マラソンといえば田んぼや畑の周りを回るわけで、校外に出られるというだけでもワクワクしたものです。
そして、走っているときはきついのですが、終わったら気持ちいいのですよね。爽快感がいいです。
実は、中国でも教育部がマラソンを小中学校の授業に取り入れようと動き始めています。その背景にあるのは、小中学生の体力の低下。特に、都市部では丸々太った小皇帝が急増しています。忍耐力をつけるのには、マラソンはいいと思います。
教育部もその目的を、体力増強・団体意識と団結力の向上などなどを挙げています。
通知をみて面白かったのが、毎日走るノルマが決められている点です。
小学生は1000メートル、中学生は1500メートル、高校生・大学生は2000メートルとなっています。
しかし、この通知が物議を醸しています。
子供にこんな苦しいことをさせてはダメだ、とか安全面で問題があるとか。。。
確かに、上海の小中学校の貧弱なグランドをみると、あれだけ大勢いる小中学生をどのように走らせるのか、難しいでしょうね。もちろん、公道を子供たちが走ることは教育部も禁止にしていました。
そういえば、医学生時代、グランドで走っている学生を見ましたが、まあ、とことんやる気のない走り方をしていました。(笑)