もうすぐ立ち退きが実行される妻の実家から、さまざまな逸品が我が家に届けられているのですが、今日はご飯入れと水入れの樽が送られてきました。
蓋付きの容器がご飯入れで、昔はこの中にご飯を入れていわゆるおひつの役目をしていたそうです。結構な保温性もあり、重宝したとか。それにしても、大きな入れ物ですね。
そして、柄がついているのが水入れで、この中に水をいれて運んだそうです。
いずれもしっかりとした木で作られていて、ものは良さそうです。
そのほか、立ち退きされる農家から分けてもらったテーブルや椅子など家具もいま妻の実家に保管されています。二束三文で買い取りました。
今や、そういった伝統的な木工の家具は殆ど姿を消していますが、100年〜50年前は農家で普通に使われていたそうです。
もう決して買うことのできない代物ですが、業者にお願いして痛んでいるところを修理して、再利用しようと思っています。捨てるのにはあまりにももったいない。
上海近郊の農民たちは、その価値を認めませんが、私にすれば味があっていいもの。引き続き大切に使おうと思っています。
2008年10月11日
農民はいいものを使っていた
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類