2008年11月29日

新米タクシードライバー

 運が悪いのか、それとも運転手の移り変わりが激しいのか、最近新米のドライバーに遭遇することが多いです。

 中には、タクシーの運転しはじめて3日目という人もいました。

 どの程度新米かというと、南浦大橋への行き方を知らないとか、中には浦東空港への行き方を知らないというドライバーもいました。乗車拒否かとも思いましたが、稼ぎどころである浦東空港へすらいけないというのは、かなり問題あります。

 それも、上海では信頼のブランドのはずの「大衆タクシー」の運転手。「大衆タクシー」では、道路を覚えるための訓練はあまりしないのでしょうか?

 私も「それでは、稼げないだろう?」と聞くと、案の定ずっと赤字で売り上げが上がっていないと言っていました。まだ20代半ばの若いお兄さんです。

 さらに話を聞いてみると、新米ドライバーの多くは大抵崇明島出身。一応、上海市内ですが、島の中なので残念ながら隔絶された感じがしますし、小さい頃から市内を動き回っていなければ、土地勘を養うことは難しいでしょう。

 新米タクシー運転手にあうと、こちらが一から道を教えなければならず、ゆっくり寝ていられません。移動時間が大切な睡眠時間となっている私にとってはつらいのですが、それよりも「道を知らない」と運転手に開き直られるのにはちょっとこまります。どんなときでもプロ意識は持って欲しいものです。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2008年11月28日

満月

 娘がこの世に登場してきて、今日でちょうど1ヶ月になります。
 
 中国語では「満月」といいます。「まんげつ」ではりません。

 今日から、妻も外出やシャワーも可能です。(といっても、洗髪はかなりまえからやっていましたが。。。)伝統的な習慣で、「満月」を迎えるまでは、産後の体調を整えるため、あらゆる行為が禁止とされていました。まあ、考えてみれば、あまりにも非科学的かもしれませんが、産後の体調管理を十分注意しなさいという先人たちの教訓だと私は理解しています。

 「満月」は、非常に意義あることであり、以前の習慣では家族や親戚などが集って食事をします。我が家では、小さなケーキを買ってきてお祝いしました。1ヶ月、よく頑張ってきたと。

 もちろん、定義上も娘は今や「新生児」ではありません。 
 1日、1日をかみしめる思いです。

私の胸の上で眠りにつく娘
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

北極星のオムライス

 大阪生まれでありながら、いまだかつて食べた記憶がないのですが、オムライスの元祖である「北極星」が、上海市に進出しています。場所は、静安寺の久光百貨店の地下。

 ぱっとみた感じ、70席程度の小さな店ですが、お昼時は結構なお客さんで繁盛していました。

 「北極星」のHPに、その由来が紹介されています。胃の悪い常連さんが、オムレツとご飯を食べておられたのを参考に思いついたというのが、なんと大正時代。その歴史の長さには驚きます。

 胃の悪い常連さんが、なぜオムレツをご飯を食べておられたのか、私はすこし不思議に思ったのですが、いずれにしろお客様の食べ方をヒントに開発されたというのには変わりません。



キノコオムライスを注文


 私も、早速オムレツを注文してみました。オムレツの値段は一皿35元前後(約500円)。現地の物価水準からすると高めですが、上海の日系外食産業からするとごく一般的な価格です。オムレツには、小さなサラダも付けられています。

 注文したものが出てくるまでに、すこし時間がかかりましたが、トマトケチャップ風味で炒められたご飯に、ふわふわの卵が巻き付けられていて、食感は非常に良かったです。

 ただ、個人的にはすこし甘すぎるかな、という感想です。確かに、上海人は甘党ですが。

 あと、量的にすこし多いのかも?

 客層は中国人も日本人も女性や子連れが多かったですが、食べきれずに残してしまっている人もちょくちょくみられました。でも、付近はオフィス街なので、サラリーマン風のお客さんもいましたが、彼らはしっかりと平らげていました。

 でも、総じて良かったです。

店内の様子


 上海の食事情ですが、ますます多様化、そしてプロフェッショナル化してきています。日本の外食産業が苦しいので、海外に活路を求めようとする業者が多いのも分かります。

 これからますますこうした特徴ある店の日本からの出店が増えるのではないでしょうか?

 私の場合、日本ではあまりこういう店に入ったことがなかったので、上海での体験が貴重です。

【データ】
オムライスの北極星
上海市静安区久光百貨の地下レストラン街
地図
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類