2008年11月16日

空気清浄機のフィルターを取り替える

 私の書斎に置いてある松下製の空気清浄機。

 結構大活躍していますが、そろそろフィルターを交換する時期になったので、さてどうしたものかと北京の松下のカスタマーズセンターに電話したら、当たり前ですが、ちゃんと家まで届けてくれるサービスがありました。

 フリーダイヤルの800-810-0781に電話すると、宅急便で送られてきました。携帯電話に注文確認メールもきました。もちろん着払いでOKです。集塵と脱臭フィルターで480元也。

 でも、2年ほど使ったフィルターを見てみると、見事に真っ黒け。いや、空気清浄機が機能してくれているのだ、ということを実感する瞬間です。

 そして、今日からはあたらしいフィルター。なんか、部屋の空気がきれいになった気分です。

 そういえば、先日あった上海人も、家に帰ってきたら窓を開けずに空気清浄機をフル稼働させて、きれいな空気を堪能するとか。いや、そこまで空気清浄機は高性能ではないと思うのですが、あのバスやトラックの排ガスをみると、その気持ちが十分に分かります。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

CTが好きな?中国人

 「好きな」という言葉を使うと語弊があるかもしれませんが、中国人の臨床を見ているとやたらCT撮影をしているように感じます。それぐらい、中国ではCTが普及しています。
 さらに帝王切開へ抵抗感があまりがないのと同様、CTも最先端の検査方式としても人気が高いのが事実で、その弊害についてはあまり語られません。

 中国全国に約2万カ所の病院がありますが、このうちCTを装備している病院は8000カ所。世界では、日本やアメリカについで第3位の保有台数だそうです。(考えてみれば、日本は小さな国なのに、CT大国なのですね。)

 CTの断層写真は、癌の診断には今や欠かせない機器になっています。中国では、年間2.5億人が放射線検査を受けますが、この中でもCT検査は最高峰の検査として広く受け入れられるようになったのです。  

 先日も、広州の総合病院で中国で初めての320列タイプのCTが導入されました。中国ではこれまで64列のものが最高だったそうで、新しい320列タイプにより患者の浴びる放射線の量が従来の5分の1になったことになります。(列数が多い方が放射線の性能が高く、患者が受ける放射線量が少なくなるといわれてます。)

 ただ、CTの放射線がどの程度人体に影響を及ぼすか、まだまだ未知数のところが多いのが事実です。まだよく分かっていないのです。
 中国でよく言われる数字として、CTの1回の検査で浴びる放射線の量は一般のレントゲン撮影の200枚分の放射線量に相当するらしく、CTの使いすぎはよくないとやっと最近いわれるようになってきました。

 もちろん、だからといってCTの使用を制限するわけではなく、必要なときにはCTを絶対使う必要があります。しかし、使いすぎは良くないということです。

 これもよく使われる数字ですが、英国オックスフオード大学の研究で、英国で毎年癌と診断される患者の0.6%が放射線検査と関係があるとしています。
 いくら安全であるとは言え、多少なりともリスクがあるのが当然で、中国の病院でレントゲン撮影を受けたときも、こうした危険性を承知で検査をうけることについて、サインさせられたことがあります。

 とはいえ、X線を使ったCTやレントゲン写真は大切な検査です。医師の指示に従って受けるようにしてください。
 
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類