ここの続きです。
では、実際に中国に住んでいる我々はこうした食べ物に対してどうするべきか?何か対策があるのか?ということになります。
結局、以下の方法で野菜などの表面についている「モノ」を除去するしかないということです。
例えば、トマトでも小さいトマトは大きいトマトよりも農薬にさらされるチャンスが増えるため、なるべく買わないようにする。また、特に大きく色の綺麗なニラには注意。メタミドホス使用の可能性が高まるようです。
もちろん、一般に虫がつきやすい野菜も要注意です。キャベツ、白菜、カリフラワー、ブロッコリーなどがその類です。しかし、冬場は虫が少ないので必然的に農薬散布回数は減りますが、夏場は注意です。
一方で、ネギやニンニク、タマネギ類は比較的安心で、虫のつかないニガウリはもっと安全というワケです。しかし、あまりおいしくないですよねえ。。。
では、農薬をどうやって洗い落とすか。
中国でよく使われる有機リン農薬に関しては、水に溶けにくいので、とにかく水に15分間浸けるそうです。特に、ほうれん草、レタス、白菜などですが、我が家でもこれは毎回実行しています。
一方、食用のソーダを使って、有機リン殺虫剤を除去する方法も紹介されています。有機リン殺虫剤は、アルカリ性でよく溶けるようで、ソーダ水に15分ほどつけて、その後水で3〜5分洗うというやり方です。でもソーダを使うのはちょっと気が引けますね。
さらに、買った野菜をしばらく置いておいて、残留農薬が分解されるのを待つという方法もありました。でも、これだったらせっかくの新鮮な野菜が台無しですよね。また、加熱する野菜だったら、農薬を熱分解させるという方法もあります。例えば、ほうれん草や白菜、ピーマンなどだったら、お湯の中に2〜5分浸けてから洗って使うというのもおすすめだそうですが、ほうれん草なんかは、結石予防のために普通は湯通しします。
でも中国ではなぜかそのまま炒めることが多いですね。
結局、中国で安全な食べ物を食べるには、我々消費者の努力がなければだめで、それができないのなったら、自分で野菜を作るしかないということです。
大変な世の中になってきました。