大阪生まれでありながら、いまだかつて食べた記憶がないのですが、オムライスの元祖である「北極星」が、上海市に進出しています。場所は、静安寺の久光百貨店の地下。
ぱっとみた感じ、70席程度の小さな店ですが、お昼時は結構なお客さんで繁盛していました。
「北極星」のHPに、その由来が紹介されています。胃の悪い常連さんが、オムレツとご飯を食べておられたのを参考に思いついたというのが、なんと大正時代。その歴史の長さには驚きます。
胃の悪い常連さんが、なぜオムレツをご飯を食べておられたのか、私はすこし不思議に思ったのですが、いずれにしろお客様の食べ方をヒントに開発されたというのには変わりません。
キノコオムライスを注文 私も、早速オムレツを注文してみました。オムレツの値段は一皿35元前後(約500円)。現地の物価水準からすると高めですが、上海の日系外食産業からするとごく一般的な価格です。オムレツには、小さなサラダも付けられています。
注文したものが出てくるまでに、すこし時間がかかりましたが、トマトケチャップ風味で炒められたご飯に、ふわふわの卵が巻き付けられていて、食感は非常に良かったです。
ただ、個人的にはすこし甘すぎるかな、という感想です。確かに、上海人は甘党ですが。
あと、量的にすこし多いのかも?
客層は中国人も日本人も女性や子連れが多かったですが、食べきれずに残してしまっている人もちょくちょくみられました。でも、付近はオフィス街なので、サラリーマン風のお客さんもいましたが、彼らはしっかりと平らげていました。
でも、総じて良かったです。
店内の様子 上海の食事情ですが、ますます多様化、そしてプロフェッショナル化してきています。日本の外食産業が苦しいので、海外に活路を求めようとする業者が多いのも分かります。
これからますますこうした特徴ある店の日本からの出店が増えるのではないでしょうか?
私の場合、日本ではあまりこういう店に入ったことがなかったので、上海での体験が貴重です。
【データ】
オムライスの北極星
上海市静安区久光百貨の地下レストラン街
地図
posted by 藤田 康介 at 00:00|
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