2008年12月28日

中国語OCR機能を十分に使いたい

 私もよく中国語の入力作業をするのですが、やはり日本語と比べても発音が複雑に感じ、いつもそれ相応に悪戦苦闘してしまいます。なにより、読みの分からない漢字に出くわすと、作業効率がぐっと落ちてしまいます。

 また、新聞記事や医学雑誌を整理することが多い私にとって、膨大なリストや切り抜きの中から必要な部分を探し出すのは至難の業。出来ることなら、パソコンに入れてしまいたいと誰もが思います。

 そこで、最近、強力な助っ人を購入しました。これが、写真の『mini掃訳筆U(mini ScaneEYE U)』です。浦東のパソコン量販店で、880元と比較的お手軽な値段で買えました。

 何ができるかというと、自分必要な記事にかんして、その部分をなぞるだけでスキャナができ、さらに中国語・日本語・英語のOCR機能もついているという優れものです。

 これで、パソコンのデーターベースに新聞記事や必要な情報を流し込めますし、文字認識させると、自分のパソコンの中で検索も可能です。

 使い方はいたって簡単で、ノートパソコンにUSB接続のスキャナを差し込み、私の場合はマイクロソフトのONE NOTEに書き出して整理していますが、もちろんワードやメモ帳でも使えます。

 OCRに失敗した漢字に関しては、学習機能もついています。

 今までは、デジカメで撮影して、OCRにかけていたのですが、これではデータが大きくなりすぎて、すこし大変でした。この『mini掃訳筆U(mini ScaneEYE U)』を使うと、必要なところだけスキャンできるので便利です。

 日本にも売っているようです。
 ただ開発したのは台湾の企業だそうですが、中国では『蒙恬科技』が販売しています。

 久しぶりに、便利な電子ツールを手に入れたと喜んでいます。いろいろなモノをOCRでパソコンに登録してしまうと、書類や資料が減って荷物が軽くなるのが何よりも嬉しいです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

変わってきた上海のATM

 上海におられる皆さん、最近気がつきませんでしたか?

 上海市内の主要銀行のATM装置周辺の「囲い」が増えてきています。今まで、機械3台ぐらいが入る個室のスペースはあったのですが、ATM1台では十分な仕切りがされておらず、また下手すると後ろから十分に操作画面が他人から覗かれるようになっていました。

 それが、最近、順次にATM1台分の個室として電話ボックスのような空間が作られつつあります。

 これは、上海市公安局の指導の下で行われているATM防護装置設置による成果の一つです。2009年6月までに、市内のATMすべてに何らかの防護装置が設置される予定だそうです。

 不景気や外来流入人口の増加で、治安問題の悪化が懸念される上海。こうした取り組みは利用者として嬉しい限りです。 



 付け加えると、最近、ATMの機械の更新も進んできました。日系メーカーのものが増えてきていますが、処理速度が以前より速くなって便利になりました。

 キータッチの反応の悪いモノにあたると、ほんとイライラしてしまいますね。

 ただ、お札の識別率に関しては、以前よりはよくなりましたが、相変わらず認識されないものが出てきます。仮に、1回目認識されなくても、2回目、3回目と回数を重ねるうちに認識されるのですが、そのために入金するための時間がかかるのです。

 これは、機械だけの原因にしてはだめでしょうが。。。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

(リバイバル)銅管の溶接作業を行っている職人さん

2004年12月15日
 
 ホームセンターに行って、大工に必要な道具を買い与えました。釘やネジ、カッター、鉛筆、ドリルの歯に至るまで消耗品はすべて買い与えます。施主によっては大工に無駄使いさせないために、あらかじめ少なめに買い与え、足りなくなったら買い足すという人もいるそうです。私はいちいち買い出しに出かけるのが面倒なので、大工を信用して、十分な量を買いました。お陰で売り場にあるカートン2杯分の荷物です。
 

  さて、内装工事の第一歩は電気関係のスイッチの移設や設置です。スイッチや配線をコンクリートの壁に埋め込むため、正確な位置を決めて溝を掘る作業を行いました。ガリガリとすごい音が響き渡ります。材料として電気線や電気線を通すパイプなどをホームセンターに行って買ってきました。

 そして室内に引き込む浄水道(飲用水)と上水道、さらに湯沸かし器につける熱水管と冷水管の配管を考えました。
 さて、問題はこの管にどのような材料を使うかです。上海で広く一般的なのはPPRという樹脂でできたパイプですが、最近では銅管も増えてきているようです。一昔前のアパートでは鉄パイプも使われていたとか。道理で「公房」などでは水に茶色いサビがひどいわけです。私は銅の持つ殺菌力や堅牢性から銅管を選びました。

 PPRと比べて値段は上がりますが、接合部分をしっかりと溶接し、ひび割しにくいという特性が気に入ったからです。ウソかホントか一応メーカー50年保障だそうで、保険会社がバックボーンについていました。

上水用の銅管を溶接中


 PPRを使う場合は、ジョイントの接続をしっかりとするようにという専門家のアドバイスがありました。あとPVCというパイプもあるそうですが、こちらは下水に使うようです。なんせ引渡しの状態では、配管は玄関口までですので、そこから先は施主の仕事というわけなのです。

 ちなみに壁に埋設する管のことを「暗管」、そとに露出している管のことを「明管」といいます。ガス管などはこちらの法律の規定により「明管」にしなければなりませんが、実際、多くの家庭では見えないように「暗管」の処理をしてしまっているようです。

 これでは万が一にガス漏れの発見が遅れて危険です。ちなみに浦東では圧力の高い天然ガスが使われていますので、浦西といろいろ事情が違うようです。またガス管も台所に来ているだけですので、ホームセンターで天然ガス用の金属管を買ってきました。


溝が掘られ、そこにパイプが埋められていきます


【今振り返って】
 ちょっと後悔したのは、ベランダに水道栓を付けるのを忘れたこと。これがあれば、ベランダの掃除や洗濯ものを干すときに便利だったのにと思います。水回りは、今のところ問題はありません。銅管にこだわりましたが、結局、家の入り口までは普通のPPRで配水されているので、効果のほどはどの程度かは分かりません。

 ただ、浦東の新興住宅地だけに、水の黄ばみや濁りはまずありませんし、飲み水用の水道を使えば、十分に水を飲むことができます。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類