我々のように職場に勤務しているものにとっては、昼飯の問題は毎日のことだけに頭の痛い問題でもあります。健康のことも考えないといけないけど、時間もあまりないし、うかうかするとおろそかになりがちです。
私も、さすがに娘の子育てが本格化してから、なかなか妻の協力が得られず、時間的にも弁当持参が難しくなってしまい、すこし反省していますが、一段落したら弁当持参に切り替えます。
実は、4.6万人を対象にした中国のサラリーマン・OLの昼飯調査が『新聞晩報』に報道されています。これをみて少し驚いたのは、弁当持参が少なくないと言うことです。
これによると昼食で一番多いのが、社員食堂での食事で全体の39%、さらに職場仲間と外で食事が20.4%となっていますが、その次に17.4%の人が弁当持参と答えています。そして、弁当などを外から買っている人(俗に言う叫外卖−-)で昼食をすませている人は、全体の16.1%にすぎません。
しかし、ホワイトカラーのなんと7割の人たちは自分たちの昼食について満足していません。 私も分かります。中国で健康的で太らない昼食を見つけるのは大変難しい。
不満足の原因は、まず値段が高いというのが全体の20%を占めます。いま、上海では5元で昼食は食べられなくなりました。10年前まではまだまだあったのですが、現在の相場は10元前後。それでも大した物は食べられません。
不満点のそのつぎが「味が濃すぎる、脂っこすぎる」というもので、全体の17.8%を占めていました。中国人にとっても外食や弁当の中身は、脂っこすぎるわけで、いかに不健康か分かりますね。
ところが、店を選ぶ段階となると、味を重視するという人が全体の81.6%を占めていて、価格重視というのは5%にすぎません。その証拠に、44.6%の人たちが、外食時の1人あたりの平均価格は50〜80元と答えているところからみると、決して節約しまくっているというわけではなさそうです。
では、今回の金融危機が自身の外食に影響をもたらしているかという質問に関して、月収1200元前後のグループでは殆ど影響がないと答えている一方で、2000〜3000元のグループでは17.8%が大きく影響していると答えています。
所得が上がるほど、世の中の経済の変化に敏感になってくるようです。
でも、やはり弁当がいいですね。
そうだ、うちの会社にもはやく電子レンジを買おう。