久しぶりに上海の街を爆走。といっても、徒歩ですが。。。
中山西路にあるオフィスを出発して、まずは地下鉄2号線の婁山関路の駅まで。これぐらい、なんでもないです。
そのあと、2号線の南京西路駅から、マリオットホテルへ。ラディソンズホテルの前を歩いて、さらに河南路にあるウエスティンホテルへ。
しかし、すでに夕暮れ時。タクシーなんかは全然あてにならない。
仕方がなく、そのまま徒歩で外灘へ。黄浦江のほとりで夜景を撮影。
性懲りもなく、さらに徒歩でハイアットホテルへ。でもここで時間切れ。
万歩計をみると、約1万5000歩あるいていました。やった!
でも万歩計による消費カロリーは400キロカロリーほど。へえ、ほんまかいな〜。
たった400キロカロリーじゃあ、まだまだですね。
食べるのは一口。消費するのは大変です。
さあ、娘をお風呂にいれないと。。。
2008年12月04日
よく歩いたつもりだったが
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
「大三陽」と「小三陽」
最近、読者の方から中国でのB型肝炎に関していくつか質問をいただきました。せっかくですので、ブログに書かず、特集にまとめてみました。
前回はA型肝炎について少し触れましたが、今回は上海でも何かと話題になるB型肝炎のウイルスキャリアについてです。
あと、中国でB型肝炎に関して、日常的に耳にするのが「大三陽」、「小三陽」という俗称です。医学用語ではありませんが、少し専門的な話になります。
B型肝炎の検査で、「二対半」と中国語で呼ばれる検査がよく行われます。これは、HBs抗原と抗体、HBe抗原と抗体、さらにHBc抗体の組み合わせのことを言います。これら項目が陽性が陰性かでB型肝炎のウイルスの活動状態を示します。
このうち、HBs抗原(陽性)・HBe抗原(陽性)・HBc抗体(陽性)のことを「大三陽」、HBs抗原(陽性)・HBe抗体(陽性)・HBc抗体(陽性)のことを「小三陽」といいます。
こうした言葉は、B型肝炎が多い上海などでは、広く知られています。
「大三陽」はB型肝炎のウイルスの繁殖が活発で、感染力が強い状態です。「小三陽」は、HBe抗体がすでに出来ているので、ウイルスの増殖が停止し、HBV-DNAが陰性なら、感染力はないと考えられていました。その結果、以前は大三陽から小三陽に変わることにより、ウイルスの増殖能力が落ち、感染力も下がったと言われていました。
しかし実はそう簡単なわけではなく、これ以外にもHBV-DNAの検査をして、肝機能を見ながら、総合的な判断をしなければなりません。小三陽であっても、HBV-DNAが依然陽性なら、まだウイルスの繁殖力が活発であると言えるからです。
こうした経験は、B型肝炎王国の中国だけに様々な研究データがあるようです。また、食器の消毒器具や、消毒液がよくスーパーで売られているのも、こうした肝炎の問題と深く関わりがあります。
上海では、生まれて24時間以内にB型肝炎の注射をしなければなりません。うちの娘も、生まれたその瞬間に注射を受けました。1ヶ月目、6ヶ月目に続けてB型肝炎の予防接種を打ちます。
残念ながら、西洋医学でも中医学でも決定的な治療法がないのがB型肝炎で、肝臓癌や肝硬変の原因にもなるため、非常に厄介な病気です。
しかし、中国では中医学を導入した治療法の試みが多く、一定の成果を挙げていることも確かです。実際にも、私も出会ったことがありますが、HBs抗原が陰性になるケースも少ないですがありました。
まだまだこれからの研究が期待される分野ではないでしょか。
前回はA型肝炎について少し触れましたが、今回は上海でも何かと話題になるB型肝炎のウイルスキャリアについてです。
あと、中国でB型肝炎に関して、日常的に耳にするのが「大三陽」、「小三陽」という俗称です。医学用語ではありませんが、少し専門的な話になります。
B型肝炎の検査で、「二対半」と中国語で呼ばれる検査がよく行われます。これは、HBs抗原と抗体、HBe抗原と抗体、さらにHBc抗体の組み合わせのことを言います。これら項目が陽性が陰性かでB型肝炎のウイルスの活動状態を示します。
このうち、HBs抗原(陽性)・HBe抗原(陽性)・HBc抗体(陽性)のことを「大三陽」、HBs抗原(陽性)・HBe抗体(陽性)・HBc抗体(陽性)のことを「小三陽」といいます。
こうした言葉は、B型肝炎が多い上海などでは、広く知られています。
「大三陽」はB型肝炎のウイルスの繁殖が活発で、感染力が強い状態です。「小三陽」は、HBe抗体がすでに出来ているので、ウイルスの増殖が停止し、HBV-DNAが陰性なら、感染力はないと考えられていました。その結果、以前は大三陽から小三陽に変わることにより、ウイルスの増殖能力が落ち、感染力も下がったと言われていました。
しかし実はそう簡単なわけではなく、これ以外にもHBV-DNAの検査をして、肝機能を見ながら、総合的な判断をしなければなりません。小三陽であっても、HBV-DNAが依然陽性なら、まだウイルスの繁殖力が活発であると言えるからです。
こうした経験は、B型肝炎王国の中国だけに様々な研究データがあるようです。また、食器の消毒器具や、消毒液がよくスーパーで売られているのも、こうした肝炎の問題と深く関わりがあります。
上海では、生まれて24時間以内にB型肝炎の注射をしなければなりません。うちの娘も、生まれたその瞬間に注射を受けました。1ヶ月目、6ヶ月目に続けてB型肝炎の予防接種を打ちます。
残念ながら、西洋医学でも中医学でも決定的な治療法がないのがB型肝炎で、肝臓癌や肝硬変の原因にもなるため、非常に厄介な病気です。
しかし、中国では中医学を導入した治療法の試みが多く、一定の成果を挙げていることも確かです。実際にも、私も出会ったことがありますが、HBs抗原が陰性になるケースも少ないですがありました。
まだまだこれからの研究が期待される分野ではないでしょか。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類