実は、昨日の社員トレーニングで、面白いテーマがありました。我ら受講者を、4人程度のグループに分けます。各テーブルにはコップ一杯の水が置いてあります。コップの水は、あふれる寸前まで入れられています。
Alex Tsengさんは、各テーブルに小さな針を配りました。そして、その針をコップに入れなさい、というのです。
時間は3分間ほど。
すると、各テーブルの反応は様々です。グループによってはあたりかまわず針を入れるところもあれば、一切針を入れようとせず傍観しているグループもあります。
そして、最初の第1回でコップに入れられた針の数を数えます。これを3回ほど続けて、最終的にコップに入った針の数を集計します。
なりふり構わず針を入れるグループもあれば、全く針を入れなかったグループ、うちみたいに半分入れたけど、後は入れなかったというグループもあります。
でも考えてみれば、「水をこぼすな」と言われているわけでもなく、講師は我々がどういう判断をするか、を観察していたのですね。
分析結果は、まあ心理学の先生などにも見てもらうことにして、私が関心したのは、一体何本まで針を入れることができるか?ということです。
早速家で実験してみました。
ガラスのコップに満タンになるように水を入れ、針を静かに落としていきます。
結果、650本まで針を入れることができました。残念ながら、家にはそれ以上の針がありません。
テーマは、表面張力の問題だと思うのですが、まさかこのまま無限大まで針をいれて水が漏れないということはないと思います。
コップの口径によって表面張力は異なるでしょうが、いったいどこまで針を入れることができるのか、興味がつきません。
ちなみに、650本の針をいれると、コップの三分の一ぐらいのレベルにまで針が達しました。それでも満タンの水は一切もれてきません。
中学生の自由研究にいいかもしれません。どなたか、実験されたかたがいらっしゃいましたら、ぜひお教えください。