2008年12月15日

上海人のお母さん、母乳に多いナトリウム

 我が家の娘、日に日に成長しているのがよく分かります。顔つきも、だんだんと変わってきました。興味深い限りです。

 ところで、上海児科医学研究所などが上海人のお母さんの母乳を調べると、ナトリウムの含有量が基準値の倍以上となっていることが明らかにされました。

 調査対象となったのは、健康でかつ偏食の習慣がなく、母乳の量が十分のお母さんです。

 それによると、ナトリウムの含有量が大幅に多い一方で、意外だったのは脂肪やカルシウム、DHAの含有量が基準値以下であったということです。

 ナトリウムに関しては、基準値は9.81mg/100gであるのに対して、上海のお母さんの母乳のナトリウム含有量は、平均値で23.2mg/100gにもなりました。

 さらに、普通の日常生活では、海産物をほとんど食べない上海人ですので、母乳に含まれるDHAの量が少なかったのをはじめ、子供の発育に必要なカルシウムや脂肪の含有量が基準値よりも少なかったのも問題となっていました。

顔つきがだんだんしっかりとしてきました


 一方で、比較調査した浙江省舟山諸島のお母さんではDHAの量は比較的高レベルだったようです。舟山諸島では、海産物が豊富ですので、納得できます。上海人の食文化からも、なるべく魚を食べるように心がけなければなりませんが、特に汚染の少ない小さい魚を接種することが大切です。

 でも、上海には安くておいしい魚がすくなのです。泥臭い淡水魚は、私もあまり食が進みません。

 母乳のナトリウムの量が多かったのは、おそらく上海人の飲食で、塩分の摂取量が多いのと関係があるものとみられています。ただ、現在は、加工品を食べるチャンスが多いため、そうしたものに含まれるナトリウムも影響しているのではないでしょうか?

 子供の腎臓の立場からすると、当然ナトリウムの過剰摂取は負担をかけるため思わしくありません。

 この研究チームでは、引き続き上海人の母乳の汚染状態について調べていくそうです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

おしゃれなイタリアンか。。。

 上海奈良県人会の幹事の一人が、いよいよ本帰国することになり、送別会を行いました。3年半ほどの上海駐在だったそうですが、東京でまた新しい生活がはじまるということです。

 上海に駐在される方というのは、一般的に3年前後で日本に戻られますが、これは非常にもったいないと思います。私も、自分の経験と照らし合わせると、3年でやっと上海にも慣れてきて、人脈ができてきたころでした。

 いつも、日本料理が多いうちの幹事会だったのですが、今回はおしゃれなイタリアンということで、進賢路にある「OSTERIA」に行ってみました。

 最近、OPENしたばかりで、本当はこの日の夜は開いていないはずだったのですが、特別にお願いして開けてもらいました。

 夜のメニューはコースものが中心で、値段は1人198元。(8人以上だとサービス料金がかかります。)

 ただ、イタリアンといえども、パスタなどの種類が豊富にあるというわけではなく、ピザやパスタを期待すると、ちょっと残念に思うかもしれません。

 イタリア人のシェフもおり、かなり本格派。さすがに、西洋人の利用も多いのですが、量はかなり少なめです。お酒を飲まない私にとっては、量的にかなり物足りなかったです。でも、丁寧に作り込まれた料理が多かったです。

 最後にメインデッィシュで出てきた羊肉は、とろけそうでおいしかったです。生ハムの盛り合わせも、いい感じでした。

 ということで、カップルでワインや店の雰囲気を味わうところかと思います。
 特に、上海の古い木造建築を改装したインテリは、なかなかおしゃれです。

 

【データ】
OSTERIA
住所:上海市進賢路226号
電話:021-62568998
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類