ついに発表されましたね。
中国衛生部が、食品添加物に関して濫用が著しいモノに対して、重点的に検査する物質をリストアップしました。特に、不合格になる可能性が高い食品や業界でよく使われる添加物について列挙されていますので、我々の日常生活でも役立つモノと思われます。中国の新聞では、おおきく報道されていますが、ここでも少しご紹介しておきます。
漬け物類(キムチ類)・・着色料の過度の使用(赤色102号、赤色40号、レモンイエローなど)
ゼリー類・・・着色料、防腐剤の過度の使用、 PH調整剤の過度の使用。
漬け物類(腌菜)・・着色料・防腐剤・甘味料(サイクラミン酸ナトリウム)の過度の使用。
(注意)泡菜は、キムチや貴州の漬け物など水分があるところに漬けますが、腌菜は塩漬け系です。
月餅類・・・蔗糖脂肪酸エステルなど乳化剤の過度の使用。その他、違法な防腐剤や着色料の使用。
麺類、餃子の皮・・・小麦粉処理剤の過度の使用。グルテンの少ない小麦粉には、臭素酸カリウムなどを処理剤として使うようです。発ガン性があり、禁止されている国もありということです。
ケーキ類・・・膨張剤の過度の使用(硫酸カリウムアルミニウムなど)、それによるアルミニウム残留量の増加。水分を保持するためのリン酸塩類の添加物の過度の使用。増粘安定剤の過度の使用。さらに、甘味料の過度の使用も問題になっている。
饅頭(肉まん・野菜まんなど)類・・・漂白剤として違法に硫黄(二酸化硫黄)をつかっている。
油条・・・悪名高き中華揚げパンですが、昔から膨張剤の過度の使用(硫酸カリウムアルミニウムなど)が問題となっていました。
肉製品・・・亜硝酸塩や硝酸塩の使用。中華料理にはハムやソーセージがよく使われますが、亜硝酸塩の含有量についても、大きな問題となっています。主に、色を保つために使われるそうです。
小麦粉・・・二酸化チタンや硫酸カリウムアルミニウムの過度の使用が問題になっています。
2008年12月16日
改めて、中国の食品添加物(1)
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
改めて、中国の食品添加物(2)
今回の衛生部の発表では、さらに具体的に使われやすい17種類の添加物についても公表されています。言い換えると、これら添加物が基準を超えていないか、注意する必要があるというわけです。
政府当局は、企業に対しても、17種類の添加物に関して、積極的に調査をして改善するように求めています。
1. 吊白块:ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム 漂白剤・保存剤・防腐剤として使われるようです。ニュースでも、ハルサメや湯葉、小麦粉などに使われていて、問題となったことがありました。
2.苏丹红:スーダンレッド:赤の着色料として以前中国で問題になりましたね。特に、唐辛子粉(辣椒粉)に注意ということです。
3.王金黄:碱性橙U:ベーシック オレンジとも呼ばれています。工業用の染料で、発ガン性はスーダンレッドにひけをとらないとか。主に皮や紡績関係で使われているそうです。以前、中国でも豆腐製品で着色用として使われ、問題となりました。
4.三聚氰胺:蛋白精:メラミンのことです。すっかり有名になりました。
5.硼酸(ホウ酸):湯葉や肉団子、涼粉、餃子の皮、涼皮などに使われ、歯ごたえがよくなるらしい。
6.硫氰酸钠(チオシアン酸ナトリウム):保存剤として乳製品に使われることがあるようです。
7.玫瑰红B(ローダミン B):調味料に使われることがある。着色の目的。
8.美术绿(クロームグリーン):お茶類の着色。
9.碱性嫩黄(オーラミン):豆製品の着色。昔、たくあんなどの染色に使われたとか。
10.酸性橙(アシッドオレンジ):「熟食」と呼ばれるお総菜など。
11.工業用甲醛(ホルムアルデヒド):ナマコやイカの保存に。見た目も良くなるようです。中国人の間では、結構有名な話です。
12.工业用火碱(苛性ソーダ):こちらも、水産品に使われます。見た目が良くなると言うことです。
13.一酸化炭素:水産品の色彩を鮮やかにします。
14.硫化ナトリウム:化学調味料に含まれていることがあります。
15.工業用硫黄:白砂糖、唐辛子、白キクラゲ(銀耳)など。漂白剤として使われることがあります。
16.工業用染料:トウモロコシ粉、粟粉、肉加工食品
17.罌粟(ケシ)の殻:火鍋
今回は、政府が公式に発表したものですが、今後さらに増えていくものと予想されています。
政府当局は、企業に対しても、17種類の添加物に関して、積極的に調査をして改善するように求めています。
1. 吊白块:ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム 漂白剤・保存剤・防腐剤として使われるようです。ニュースでも、ハルサメや湯葉、小麦粉などに使われていて、問題となったことがありました。
2.苏丹红:スーダンレッド:赤の着色料として以前中国で問題になりましたね。特に、唐辛子粉(辣椒粉)に注意ということです。
3.王金黄:碱性橙U:ベーシック オレンジとも呼ばれています。工業用の染料で、発ガン性はスーダンレッドにひけをとらないとか。主に皮や紡績関係で使われているそうです。以前、中国でも豆腐製品で着色用として使われ、問題となりました。
4.三聚氰胺:蛋白精:メラミンのことです。すっかり有名になりました。
5.硼酸(ホウ酸):湯葉や肉団子、涼粉、餃子の皮、涼皮などに使われ、歯ごたえがよくなるらしい。
6.硫氰酸钠(チオシアン酸ナトリウム):保存剤として乳製品に使われることがあるようです。
7.玫瑰红B(ローダミン B):調味料に使われることがある。着色の目的。
8.美术绿(クロームグリーン):お茶類の着色。
9.碱性嫩黄(オーラミン):豆製品の着色。昔、たくあんなどの染色に使われたとか。
10.酸性橙(アシッドオレンジ):「熟食」と呼ばれるお総菜など。
11.工業用甲醛(ホルムアルデヒド):ナマコやイカの保存に。見た目も良くなるようです。中国人の間では、結構有名な話です。
12.工业用火碱(苛性ソーダ):こちらも、水産品に使われます。見た目が良くなると言うことです。
13.一酸化炭素:水産品の色彩を鮮やかにします。
14.硫化ナトリウム:化学調味料に含まれていることがあります。
15.工業用硫黄:白砂糖、唐辛子、白キクラゲ(銀耳)など。漂白剤として使われることがあります。
16.工業用染料:トウモロコシ粉、粟粉、肉加工食品
17.罌粟(ケシ)の殻:火鍋
今回は、政府が公式に発表したものですが、今後さらに増えていくものと予想されています。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類