2008年12月17日

乗ってみたい!新幹線寝台列車

 ついにCRH2型のはやて型タイプの新幹線列車に、寝台列車が登場します。すっかり中国のマスコミでも話題になっているのですが、なんせ日本にはない列車なので、鉄道フアンの私としては血が騒いでいます。

 日本も、新幹線の黎明期に、寝台タイプを走らせる計画があったという話を聞いたことがあります。日本ほどの小さな国土では、その必要性はあまりないかもしれませんし、夜間騒音も問題も大きかったようで実現しませんでした。

 でも、中国は違います。国土が大きい分だけ、夜行新幹線のニーズは非常にあると考えられており、航空機ともアコモデーションなどで競争できると考えられています。

唯一、カラー掲載の新聞を見つけました。『天天新報』より


 夜行新幹線の位置づけは、今のZではじまる直通特快よりも一ランク上で、料金も高めで設定されています。現在は、4人コンパートメントが基本ですが、将来的には個室も検討されているそうです。

 各ベッドには液晶テレビや読書灯も完備されています。洗面台やおむつ交換のベッドなども装備されているところからも、はやて型新幹線の流れをくんでいるのは、想像に難くないです。

 もちろん、食堂車もあります。本格的な調理設備も備えているようです。日本の新幹線では廃止された新幹線食堂車が見事に復活です。

 外見も似ているのですが、ロングノーズ部分にヘッドライトが付けられているのがオリジナルと大きく違う店点です。

 まずは、北京−上海で運転されます。

 う〜ん、なにか出張の口実を見つけて乗ってみたいと思う今日このごろです。

 日本では名特急寝台列車が次々と姿を消していますが、中国ではまだまだ健在で、むしろこれから新しく発展する予感も感じさせます。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2種類の医師資格証書

 中国で外国人も含めて、合法的に医療行為をするんは、2つのライセンスが必要です。

 一つは、大学の規定の教育をうけて、インターンを1年こなし、医師国家試験を受けて取得する資格です。この資格は、執業医師資格といいます。
 ただ、3年間医療病院に登録して医療行為をしなければ失効してしまいます。もし失効すると、衛生局管轄の病院で研修を受けなければなりません。

 

執業医師資格


 もう一つの資格は、実際に患者さんを診察するときになくてはならない資格です。これを執業医師執業証書といいます。この証書は、医師が診察する医療機関が衛生局に該当医師を登録することになっています。正規の医療機関でなければ、登録することができません。(当たり前ですが。。。。)

 この2つがセットとなって、初めて中国で合法的な医療行為ができます。

 私は、中国で中国伝統医学(中医学)の医師国家試験を受けて2つの資格を取得しましたが、もちろん外国人医師が外国の資格でこちらの衛生局に資格登録することも可能です。その場合は、更新制度などが我々と違います。

 中国では中医学と西洋医学のライセンスは分かれています。

 もちろん、中国で中医学の医療行為をする場合は、原則中国語でカルテを書かなければなりません。

 中国の医師資格に関しては、現在は台湾人・香港人・マカオ人も含めて規定の基準を満たした外国人全体が受けることができます。

執業医師執業証書
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類