日本も、新幹線の黎明期に、寝台タイプを走らせる計画があったという話を聞いたことがあります。日本ほどの小さな国土では、その必要性はあまりないかもしれませんし、夜間騒音も問題も大きかったようで実現しませんでした。
でも、中国は違います。国土が大きい分だけ、夜行新幹線のニーズは非常にあると考えられており、航空機ともアコモデーションなどで競争できると考えられています。
夜行新幹線の位置づけは、今のZではじまる直通特快よりも一ランク上で、料金も高めで設定されています。現在は、4人コンパートメントが基本ですが、将来的には個室も検討されているそうです。
各ベッドには液晶テレビや読書灯も完備されています。洗面台やおむつ交換のベッドなども装備されているところからも、はやて型新幹線の流れをくんでいるのは、想像に難くないです。
もちろん、食堂車もあります。本格的な調理設備も備えているようです。日本の新幹線では廃止された新幹線食堂車が見事に復活です。
外見も似ているのですが、ロングノーズ部分にヘッドライトが付けられているのがオリジナルと大きく違う店点です。
まずは、北京−上海で運転されます。
う〜ん、なにか出張の口実を見つけて乗ってみたいと思う今日このごろです。
日本では名特急寝台列車が次々と姿を消していますが、中国ではまだまだ健在で、むしろこれから新しく発展する予感も感じさせます。