2008年12月19日

鶏肉はしっかりと加熱するようにという通達

 新鮮な鶏肉は、上海料理には欠かせません。しかし、昨今の鳥インフルエンザ騒ぎで、様相が変わりつつあります。

 上海市食品薬品監督管理局では、市内のレストランに対して、鳥料理の加熱を徹底するように注意を呼びかけています。

 特に、上海人の大好きな鳥を半生的にボイルした白斬鶏などは要注意といわれています。特に、まだ血の含んだ肉があるようなものに関しては、食べないようにということです。

 鳥インフルエンザのウイルスは、70℃で2分間加熱すると死んでしまいますが、半生など温度が高くない状態では、生き残ることは十分考えられます。

 もちろん、活きた鶏を買うときも、鶏の元気具合や毛並み、鼻水などが出ていないかチェックするようにと指導していますが、そもそもこんなやっかいな季節に、わざわざ活きた鶏を買ってきて調理するのはどうかと思われます。

 いずれにも、上海市内には461カ所も活きた鶏を購入できる市場があります。これらはすべて政府公認でして、ここで飼った鶏は安心だということです。

 逆に、路上で売られている鶏などは、出所がはっきりとしないことが多く、検疫の問題も十分に処理されていないと言うことです。

 ただ、根本的にいえることは、活きた鶏はなるべく市井で売らないでほしいということですね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類