2008年12月26日

どう考えても着すぎ

 私は日本では本当に薄着で育てられました。

 なんせ、長ズボンを初めてはいたのは、中学校に入ってから。

 それまでは、夏も冬もずっと半ズボンでした。小学校の制服も半ズボンだったし、学校の体操服では長袖を着たことがありませんでした。まあ、中医学的には、寒邪をうけるので、あまり良くないといわれるかもしれませんが、慣れてしまうとそう苦痛でもありませんでした。

 先日クリニックで診察した台湾人の男の子。この子の厚着はすごかったです。

 ダウンの上着はともかく、セーターやフリース、さらにシャツに、綿の下着数枚化重ね着。。。私も、何枚衣服を引き上げたか。聴診器を当てるのに、肌まで到達するのが一苦労でした。

 厚着すると、必然的に運動も鈍くなるし、汗をかいたら大変です。もう少し薄着をして、元気に走り回ったほうがいいように思います。中医学を使って体質改善にきているので、衣類ももう少し指導してあげたいと思っています。

 台湾人は、そこそこ暖かいところで育っているので、上海の冬は少々つらいかもしれません。だから、彼らの家にいったらかなりの温度まであげて暖房していることが多いです。

 一方で、寒いところに住んでいるはずの韓国人も、強暖房派ですね。それでいて、部屋の中では薄着でいることが多いです。

 上海人はどちらかというと耐寒性抜群の類。多少暖房がなくても、十分に冬を越せます。逆に、部屋の温度が高くなることを嫌がります。地下鉄の冬場のクーラーは、果たしてこれと関係があるのでしょうか?

 これだけ体感温度が違う民族が一つの街で生活しているわけですから、大変ですよね。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

離婚が増える?

 金融危機の影響が、上海の家庭にもじわじわと影響を与え始めているようです。

 特に、今年下半期に離婚するカップルが、上半期と比較しても15%も増加している、というようなことを新聞でみると、結婚ブームの一方で広がる離婚危機に、夫婦の絆が試されているような気もします。

 上海にも「離婚クラブ」なる組織があるのですが、ここでは様々な離婚に関する相談を受け付けています。その中で、2009年3月〜4月が離婚のピークになるのでは?というコメントも報道されています。

 離婚が多い世代は、俗に言う「80後」と言われる1980年代に生まれた人たち。考えてみれば、ここ数年に一気に結婚した世代ですよね。

 上海は共働きが多いので、夫婦ともに経済的に自立しており、意外とあっさりと離婚してしまうようです。中国人らしいといえばそうかもしれません。

 給与削減やレイオフなど、これからさらに家庭を取り巻く経済環境は厳しくなることでしょう。でもそういう時ほど、家庭のバックアップが大切だと思います。

 我が家でも、かわいい娘が家で私の帰りを待ってくれています。そう思うと、仕事へも一段とやる気が出てくるわけですが、家庭の存在は大きいと思います。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類