2009年01月29日

やっぱり親子は似るのでしょうか

 いまだに自分の家に子供がいるのが不思議に思うことがあるのですが、実際に家に帰って元気な泣き声を聞くと、やっぱりそうなんだなと実感することがあります。

 手足をバタバタさせながら、今日も元気にはしゃいでいます。最近、横にされるよりも立てた向きでだっこすることを喜ぶようになりました。特に、写真のように膝に乗っけると、非常に機嫌がいいです。また、ものを掴むことも覚えました。ぎゅっと掴んで口に運ぼうとするので、注意が必要です。

 子供ができてから、仕事をしてお金を稼ぐという意味ががらりと変わったように感じます。お金を稼ぐとに関して、充実感が出てくるようになり、以前のように無味乾燥な感じはなくなりました。

 それは「誰かのために」という意識が強くなったからだと思うのです。子供がいなかったころ、それが会社や家族の為であろうとも、結局は「自分のために」という意識が、どこかにあったのです。

 でも、仕事で疲れて帰ってきたとき、娘の顔をみるとさすがにホッとします。赤ちゃんは最高の癒しだと思います。仮に、思いっきり泣いていても、それはそれでかわいいものです。いや、泣いてくれないとこちらも心配になります。

ついに3ヶ月を迎えました


  ところで、我が家にくる人みんな、娘が私にそっくりだというのですが、私自身正直あまりピンときません。そう言われるたびに、妻は焼き餅やくのですが(笑)。。。。やっぱり似ていますか?

 妻の両親がきたら上海語、妻は普通語、私は日本語と毎日3つの言葉であやされているうちの娘です。いったい最初に喋る言葉は何語なのか非常に興味があります。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2009年01月28日

土方歳三の石田散薬

 妻がどこからかNHK大河ドラマ「新撰組!」のDVDを手に入れてきて、この連休に一気に観ていたのですが、これがまたご丁寧になかなかのレベルの中国語の字幕がついていまして、私もびっくりしています。多少の誤訳はあるにしろ、侍言葉を旨く訳しだしています。
 それ以来、妻は新撰組の大フアンになってしまい、私もすっかりはまっています。
 
 近藤勇が香取慎吾、土方歳三が山本耕史、山南敬助が「篤姫」の家定役でも評判だった堺雅人。2004年に放映されたのですが、その当時、まだNHKワールドプレミアムが見られる環境ではなく、三谷幸喜 脚本とあってか、なかなかの力作に仕上がっていると私は思っています。

 どこからこういうDVDが出回っているのか私はよく知りませんが、NHKの大河ドラマは、中国人の間でもかなりの人気なのは確かです。

 「篤姫」で幕末を徳川幕府側でみてきたので、今度は浪士の立場から見た幕末に夫婦の間でもあーどもない、こーでもない、と討論になるのですが、今回は、土方歳三が多摩にいたころ行商で売っていた「石田散薬」について、ドラマでもよく登場するし、中医学をやっているものからすると非常に興味があり、少し調べてみました。

 まず、Wikiで調べてみると、石田散薬としての項目が立てられていました。ここには、「接骨や打ち身、捻挫、筋肉痛、また切り傷等に効用がある」とあります。ドラマでも確かに土方歳三がそのように言っていたことを記憶しています。

 原材料は牛革草で、「乾燥した牛革草を黒焼きにして鉄鍋に入れる。その後、酒を散布して、再び乾燥させる。」とあります。黒焼きにするという製薬の行程は、中医学にもあるやり方で、一般的には生薬の副作用を抑えたり、生薬を粉末にしたり、止血作用を高めたりするときに使う加工方法です。もちろん、これは炭になるまで真っ黒にするというワケではなく、生薬の香りや性質を残すという前提です。

 さて、この牛革草という生薬ですが、ミゾソバと呼ばれ、学名はPolygonum thunbergiiということが分かりました。中国ではこの名前では使われていませんので、さらに調べてみると、やはり中国伝統医学の生薬にもありました。

 中国でも、水辺や湿地帯に生息しているようで、中国名は戟叶蓼といいます。ただ、これは中国の薬草の専門書にはあまり出てこず、「薬典」では水麻芀(ShuiMaTiao)と呼ばれることがわかりました。江蘇省エリアでは、鹿蹄草とも呼ばれていたようですが、これがミゾソバと一致するかはすこし疑問です。

  いずれにしろ、水麻芀が牛革草と一致することはほぼ間違いないと思われます。

 中国の「薬典」では、去風清熱・活血止痛が主な効能になっていて、胃の経絡に属するもので、頭痛や咳、下痢、打撲などの外傷などにも効果があるようです。清熱作用がるので、打撲の腫れなどに外用薬としても使えますし、黒焼きにすることにより、止血作用もあると考えられます。
 ちなみに、中国の上海の中医学では殆ど使われませんが、おそらく中国のどこかではまだ使われているかもしれません。 

 こう見てみると、土方歳三が言っていた「接骨や打ち身、捻挫、筋肉痛、また切り傷等に効用がある」という商売文句は、ドラマでは「詐欺」のような扱いでしたが、決してそうでもなさそうです。おそらく先祖代々から何らかの形で伝わってきたのかもしれません。

 沖田総司が結核に苦しんでいますが、ひょっとした石田散薬も土方歳三が飲ませていたのでは、とかいろいろ想像を巡らしていました。

 Wikiにはさらに、「昭和23年頃に薬事法改正に伴う製造販売許可申請における成分検査でも「無効・無害」という結果が出たとされている。」と記載されていましたが、果たして、本当に漢方の考え方に基づいて使われて検証したのかはかなり疑問に残りますが、れっきとした中医学の生薬でもあったことを付け加えておきます。  

 ちなみに、お酒と一緒に服用するというのも、中医学の世界ではそう珍しいことではありません。石田散薬もそうだったそうですが、痛み止めや血の巡りをよくするなどの効能を考えると、それもありだったと考えます。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

VAIO Pが気になる

 私はここしばらくずっとパソコンは東芝を使っていまして、今もDynabook SSで、軽さといい、性能といい、丈夫さといい基本的にかなり満足していたのですが、先日、SONYからVAIO Pが発売されて、かなり気になっています。

 ジーンズのポケットに入れるのは無理にせよ、うちやすそうなキーボードに、横に幅の広いディスプレ。さらに、バッテリーパックLを使うと実質4〜5時間持つというのもかなり魅力。なにより、128GのSSDが選択できるので、全く音のしないフアンレスのノンスピンドルパソコンができるのにかなりひかれました。OSのVISTAはべつにいいです。もう慣れちゃったので。メモリは2Gが標準装備となっています。

 ノンスピンドルというのは一度使ってみたいです。いまのパソコン、どうしても使っている最中にフアンがうなり出すんです。とくに深夜や早朝には気になります。

 確かに、CPUがATOMなので、処理速度の速さは期待できませんが、面積的に今のパソコンの半分となるので、持ち運びが非常にラクになります。テーブルでも気軽にノートパソコンが出せる。そうなると、このSSは会社に駐在させておいて、VAIO Pで会社と家を往復し、家ではディスクトップというような使い方になると思います。僻地への取材などにも使えそう。

 さらに、内蔵のワイヤレスWANにも期待していまして、日本の地方へ取材や学会などに出かけても、インターネットができてしまうというのも便利です。ドコモのWCDMAに対応しているので、中国では聯通系の3Gと方式が同じですが、これはSIMロックの問題が残ってしまいますね。
 でも、USBも使えるので、地下鉄や移動中のメール程度なら、外付けで解決方法はあります。SIMロックの問題も、おそらくいつかは解決されるかも。。。

 ニュースでは赤字決算のSONYですが、こうやって物欲をかきたてるものを作るところはさすがですね。消費者もほしいものには絶対お金を出します。いや、ひさしぶりに「欲しい」と思わせるものが登場しました。

 もうすぐワイヤレスWAN搭載機種の先行予約がはじまるので、早速検討してみたいと思います。ちなみにドコモに契約すると3万円のキャッシュバックだそうです。ただし、定額データプランHIGH-SPEED“バリュー“、定額データプラン64K、定額データプラン64K”バリュー”などが使えないので、本当に3万円徳かといえば、疑問が残りますが。

 それでも、私のようにモバイルすることが多い仕事形態では、VAIO Pクラスのパソコンは必需品になる可能性が高そうです。携帯電話ではできないけど、ノートパソコンも要らない程度の仕事のニーズに応えてくれるのではないかと期待しています。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類