2009年01月02日

自転車

 上海の地下鉄で、よく自転車を持ち込んでいる人を見かけます。新聞にも紹介されているぐらいだから、とくに問題はないようですが、原則折りたたみ自転車しか持ち込めないとは聞きました。

 しかし、写真のように折りたたまないで自転車を持ち込んでいる人も結構見受けられます。確かに、乗り換え時の移動や駅から目的地への移動へは折りたたみ自転車があったら便利ですが、でも朝夕のラッシュ時にも持ち込む人がいるのにはびっくりします。

 自動改札口では、係員が見て見ぬふりをしていることも多く、きわめてアバウトです。

 そういえば、バンクーバーでは、路線バスの前に自転車をぶら下げるキャリアが付けられていました。さすが、自転車王国のカナダです。

 上海でも、自動車を乗る人が増える一方で、環境に優しい自転車が見直されています。最近では、張江ハイテクパークなどの駅で、有料でレンタサイクルをするようになっています。

 地下鉄への自転車の持ち込みは、いかがなものかと思いますが、自転車が乗りやすい街作りをすることは今の上海で大切なことだと思います。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

暴飲・暴食、膵炎にご注意を

 今年2009年の中国は、元旦と春節が非常に近いため、食生活のバランスを保つことが難しいです。自分では制限しているつもりでも、宴会がどうしても増えるため、とくに中国ではお酒の飲み過ぎ、脂っこいものの摂取のしすぎなどが問題となります。

 あの、脂っこいモノに慣れているはずの中国人ですら体を壊しますので、日本人ならなおさらでしょう。

 この時期、膵炎にかかる方も多いです。これも飲食と関係があります。膵臓は、炭水化物や脂肪、タンパク質を分解する大切な酵素を分泌しますが、ところが暴飲暴食などでこの酵素の分泌量が異常に増えると、膵臓自身も「消化」してしまい、急性膵炎となってしまいます。

 それ以外にも、胃痛だと思っていたら、実は膵臓にトラブルがあり、原因不明の慢性膵炎だったというようなことも時々みられます。脂っこいモノを食べたら下痢をする、などの症状があれば要注意です。

 いずれにしろ、日頃からお酒の量が多い人、暴飲暴食の傾向がある人などは「膵臓」に注意が必要です。

 膵臓から出される酵素は、膵管、胆管を経由して十二指腸で分泌されるのですが、例えば空腹時に過度のお酒を飲むと、膵臓から大量の膵液が分泌され、そのために膵管の圧力が高まり、膵液と胆液が混合されて、膵臓の消化酵素が活性化、そして膵臓自身の消化がはじまります。

 こうなると厄介です。突然、強烈な腹痛がはじまり、それもお腹を切り裂いたような、ガマンできない痛みを訴えることが多いです。時には、死に至ります。

 元旦が過ぎると、今度は中国の春節の忘年会(年夜飯)が始まります。乾杯の嵐はこの時期からはじまります。出来たら炒め物を避けて、煮詰めたモノ・蒸し料理を食べたいのですが、中華料理ではそれを実現させるのは難しい。

 今年は、中国でも不景気の影響で例年よりも忘年会の予約は少ないと報道されていますが、でも「食べること・飲むこと」を何よりも重視する国民性。

 日本人とは体の構造が違うのだと割り切って、無理しないことが大切です。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類