2009年01月06日

研修医の実習がますます難しくなる

 臨床医になるためには、様々な経験を積む必要があります。とくに、中医学の場合はその経験が大きく影響します。
 また、中国の場合は、医学部5年目に病院実習となりますが、5年の医学部の教育課程を修了しても、医師資格はもらえず、さらに1年間研修を積んで、はじめて医師国家試験の受験資格がもらえる仕組みになっています。

 ところが、2009年1月1日から中国で『医学教育臨床実践管理暫行規定』が施行され、医学生が患者に対して医療行為をする場合、指導教官のもと、まず患者に自分の身分を明かしてからではないとできなくなりました。患者側からすると当然の権利でしょう。いままであまりにも曖昧でした。

 しかし、現在の中国の制度のものとでは、研修生医師からすると実践する機会が明らかに減るわけで、医師を育てるのにまた大きな障壁ができてしまいました。今の状態でも、患者さんがあからさまに研修医を避けるのは、中国では非常に良くあることですから。

 患者と医師との関係が逼迫している昨今の中国、こうした規制は仕方がないかもしれませんが、教育機関でもある大学付属病院に患者さんが来る限り、やはり研修医師に対しても何らかの配慮が必要ではないかと思う昨今です。

 人命に関わる大切な職業だけに、如何に有能な医師を育てていくかは、難しい問題です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

『昴』を日本語で声高らかに

 今日、会社の前から73番のバスを捕まえて中山公園駅へ行きました。

 昼下がり、バスもかなり空いていて席も確保。

 そうすると、日本語の歌声が聞こえて来るではないですか。。。

「わーれわー、いくー。。。。」

 うんうん、いい声している。

 てっきり、向かい側にある液晶テレビからの音かと思いきや、歌っていたのはなんと路線バスの運転手。

 歌詞をすこし聴くだけで、はっきりと分かりました。谷村新司の「昴」です。
 私も中学生の時、なにかのイベントで舞台で弾き語りをした記憶があり、忘れられません。

 「さらばー、すーばーるーよー」

安全運転でお願いしますね


 声も高らかに、バスの運転手はハンドルを回しています。よほどご機嫌なのでしょうか。

 なんか、日本語の歌を歌ってもらっていると、聞いているこちらもうれしいやら、恥ずかしいやら。

 上海の路線バスの運転手さんは、いろいろ面白いです。

 実際、おしゃべりな人も少なくない。

 くれぐれも安全運転、よろしくお願いしますね!
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類