（リバイバル）窓枠、見栄えがよくなってきました

2004年12月20日

　昨日の記事で「乾湿分離」（中国語）という言葉を使いましたが、要は脱衣場を作るということです。中国の浴室はいわゆるホテル式が多いので、風呂を上がっても、ジメジメした場所で服を着なければいけません。「乾湿分離」なら浴室でしずくを落とした後にドアを閉めて脱衣場で着替えをすることができます。最近では上海人の家庭でもそうする家が多いようです。私の場合は、浴室の前に、小部屋を作って脱衣場を作りました。

　トイレや洗面台も買っておきました。トイレは上海でも節水式のトイレが増えてきています。市政府も水不足解消のために節水型を勧めています。水タンクと便器がくっつている連体型や分かれている分離型、水タンクが小さいタイプなどなど、種類も沢山。また今までの上海生活の経験から、水を流しても(○便が）一発で流れないトイレが多すぎるので、トイレも十分吟味しました。

　意外と見落としがちなのが便座の材質。便器はそれこそ数千円からありますが、安くなるとこの便座がペラペラのプラスチック。で、結局トイレも日系メーカーのものになりました。残念ながらまた中国国産ブランドは不採用になってしまいました。
　

　さて、新居には木材が積まれ、大工もいよいよ大工らしい仕事を始めました。まずはドアや窓枠から作業が始まります。コンクリートの冷たい箱にも生命が注ぎ込まれる瞬間です。日本の大手住宅メーカーだとすでに窓枠などは工場で発注させて、大工は出来上がりの商品を組み立てるだけが多いですが、こちら上海では手作りが一般的です。

　工場生産になると逆に値段が高くなるからです。木枠を作った後に、表面に一応天然の「木の皮」を貼り付けていきます。これだけでもずいぶん見栄えよくなります。この皮ですが、天然にするか人工の印刷されたものにするのかずいぶん迷いましたが、やはり天然がよさそうです。表面にニスを塗って仕上げます。

　木枠の作業を行っている間にも、いろいろとその他の設備を検討しなくてはいけません。仕事が終わって帰宅途中に電気屋やホームセンターを訪問する毎日が続きます。夜９時、１０時まで店が開いている上海では、この点は非常に便利です。
　

幸福感が高い杭州、上海は？

　毎年この時期になると、新華社から「中国で最も幸福感を感じる都市」ランキングが発表されるのですが、残念ながら上海は総合でベスト10には入りませんでした。

　トップ10に入った都市を見てみると、杭州・寧波・昆明・天津・唐山・仏山・紹興・長春・無錫・長沙だそうです。

　杭州が高い支持を集めているのは、よく分かります。湖もあるし、山もあるし、私も非常に落ち着く街だなという印象です。道理で、環境方面での幸福度では特に杭州は非常に高い評価を受けています。西湖いいですよね。私たちの新婚旅行も杭州でした。。。（これは、単に時間がとれなかっただけですが。）

　では、上海はというと、医療と教育で幸福度が高いとされています。このあたりは、大都市としての威力を発揮しているといえるでしょうか。

　文化的生活という点では、成都・杭州・北京があがっています。成都はわかります。食べ物も美味しいし、「優雅」の代表格でもあります。北京もそうですよね。歴史のある街は、文化の香りがします。もちろん、杭州も入っています。この点、上海はダメですね、残念ながら。。。

　マナーでは、大連・杭州・昆明が、また治安では青島と淄博と杭州となっています。青島の治安は高く評価されています。

成都で食べた麻婆豆腐を思い出しました

　ちなみに、お金儲けの幸福感では、深センと杭州が入っていました。基本的に経済が発展している沿海エリアに固まっています。

　こう見ると、杭州の実力はすごいですね。さすがの上海でも杭州と競争するのは大変そう。

　でも住めば都です。上海であれ、杭州であれ、やっぱり自分の住んでいる街が一番いいのです。

　でも、杭州に久しぶりに行きたいなあ〜。子供が生まれてから、何処にも行けてない私です。