2009年01月09日

レストランの搾りたては搾りたてではない?!

 健康志向で、人気が高まっている100%果汁のジュース類ですが、レストランでもよく「鮮搾」と呼ばれる搾りたてのジュースがメニューに載ってます。

 この値段が半端ではなく、1ジョッキ50元以上というのが普通ですが、これが本当に搾りたてなのか?というのが最近、中国の新聞で話題になっています。

 杭州の報道では、搾りたてジュースの50%は水だそうで、そこに添加物を入れてそれらしい味にすることが業界の常識だとか。

 例として紹介されているのがパパイヤジュース。だいたい、常識で考えてもパパイヤ2つや3つでジュースが1ジョッキ分の作られるワケがなく、「何か」を添加して作り上げるのだそうです。そのほか、スイカ1個で20ジョッキ分のスイカジュースをつくるなど、ごく当たり前に行われていると言うことです。

 でも、確かにそれらしい色をしているし、香りも良さそうですが、メニューに書かれている「鮮」という字にどうも過剰な期待をもってしまうのは、消費者の弱みかもしれません。

 そういえば、飲料水でも「鮮的○○○」とかありましたが、あれもCMでは如何にも果物をたくさん使って作った健康飲料のように見せかけていましたが、実際飲んでみると、「やられた〜」と感じる代物でした。

 でも、子供とかにそういう飲料水を飲ませている親は非常に多いですよね。こちらの親は、飲料水に関しては意外と平気なように感じます。

 ちなみに、こちらの法律では、「搾りたて」とする場合は、果物や野菜を原料とし、全体の40%以上の水を入れてはならず、殺菌処理もしてはならず、また色素などの添加物は一切使用してはならないと決められています。

 しかし、実際には、コスト削減のために様々な「細工」がされているのが業界では黙認されているのが現状だそうですが、でも絶対、誠心誠意商売をしているレストランがこの上海にあると信じて、メニューを注文したいところです。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類