2009年01月13日

牛乳を飲まなくなった

 私はチーズが大好きなので、毎日一切れ食べるのですが、考えてみたら上海に来てから牛乳を飲むことが非常に減りました。日本では、小さい頃はよく牛乳を飲んでいたのですが。

 一つは、朝に自家製の新鮮な豆乳を飲むようになったのが一番大きな原因だと思います。豆乳のほうが、口当たりもよく、私は大好きです。日本では、あまり普通に飲まれていない豆乳ですが、中国では本当によく飲まれます。
 そういえば、ヨーグルトも食べる回数が減りました。なかなか廉価で品質のいいプレーンヨーグルトが手に入らないからです。

 中国人の牛乳の摂取量も非常に少ないです。浙江省の2008年のデータですが、浙江省の一人あたりの牛乳摂取量は成人で23.5グラムと、中国栄養協会が定める300グラムよりはるかに少ないのだそうです。ただ、一方で子供の牛乳がぶ飲みも問題になっていて、肥満対策のためにも飲み過ぎないようにとも呼びかけています。

 あのメラミン問題以降、中国人自身も牛乳が飲みづらくなったというのも本音でしょう。牛乳は自宅で作るわけにも行きませんし、業者を信用するしかないからです。

 チーズが割高なこともあり、政府も市民に乳製品の摂取を呼びかけていますが、これだけは中華料理に変化がないかぎり、難しいでしょう。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

駅ナカに登場した「東方既白」

 改札内の、いわゆる「駅ナカ」に飲食店を設置するというのは、私が記憶する限りでこの「東方既白」が初めてだと思います。地下鉄2号線の中山公園駅の乗り換えコンコースに登場しました。

 KFCやピザハットでおなじみの百勝集団が、中華系ファーストフードで力を入れているのが「東方既白」です。2005年に上海に第1店舗目が完成し、今や上海に12店舗まで増えています。すでに、中国全国展開を視野に入れていて、2008年3月には北京首都国際空港に、2008年7月には広州にも登場しました。

 KFCがチキン以外にも、中華料理系のメニューを増やしている中、「東方既白」は中華料理の特化したファーストフードと言えると思います。

 戦略は、私が見る限り、安全・衛生・安心なのだと思いますが、上海でもまだまだ不潔な朝食向けの屋台が多い中、こうしたファーストフードで切り込もうというのは画期的です。
 ただ、値段は当然1元、2元になりません。標準化された製造工程は、中華料理としては画期的なものですが、やはりそれ相応の値段となるわけです。安心をとるか、値段をとるかということでしょうか。

 今朝、中山公園の駅ナカの「東方既白」に早速行ってみました。

 場所が悪いので、あまり朝食時の客の入りは良くありませんでしたが、持ち帰り客はかなりいました。安心して食べられる油条や豆乳は、それだけでかなり商品価値があるはずです。

 私もおかゆと豆腐花を注文。量は適度ですが、値段は軽く10元を超えてしました。一般的な朝食の相場としては、かなり高めでしょう。でも、朝に暖かい朝食をいただけるのは結構なことです。

 中国人はもともと朝食を大切にする国民で、日本食に比べると様々なバリエーションがありました。しかし、最近では朝にパンや牛乳を食べる人が増えてきており、伝統的な中国の食文化が徐々にですが崩れかけているのも事実です。

 そういえば、先日、上海のある5星ホテルのマネージャー話をしていたら、日本人は朝食の要求が簡単なので、ラクだというようなことを行っていました。中国人や欧米人と違って、トーストとコーヒーで十分だと言う人がおおいだからだそうです。

置き引き防止用のフックです


 でも、日本人のしっかりとしたジャパニーズ・ブレックファーストがあります。日本の朝食文化、もっと大事にしたいですね。
 いや、そもそも日本人は朝食を食べない人が多すぎます。
 これでは、パワー面でも世界の競争の中でやっていけない。。。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類