2009年01月18日

ヘッドハンティング??

 ヘッドハンティングとか、スカウトとかいう言葉は、私などとは全く関係ないと思ってはいたのですが、春節前の週末を狙ってか、なんか直接私のところに連絡がありました。生まれて初めての経験です。

 もちろん、今まだまだ修行中の私にとって、とても動けるような状態ではないのですが、でも社会一般が私のことをどう評価してくれるのか、その大きな客観的指標の一つにもなるとも思い、担当者からいろいろ話も伺いました。

 待遇とか福利厚生とか、ものすごく具体的に数字が出てくるところからも、不況とはいえ、世間一般が人材捜しに必至になっている姿が分かります。

 裏返せば、いまこの時期こそ自分を充電する最高のチャンス。そのために私も1週間7日稼働している状態ですが、全然苦にはなりません。まあ、貧乏性で休むことが性に合わないのかもしれませんが。。。。

 中国では春節を前後して人材の移動もはじまります。
 不景気とはいえ、必要な人材を見つけ、そのためには出せるところはかなり出すようです。中国企業も外資系企業も関係ありません。中国で人材を求めている会社にとっては、この時期がチャンスかもしれません。
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安部司氏の本が中国で静かなブーム

 最近、すっかり中国のアマゾン(卓越亚马逊)のフアンになっている私の妻ですが、連日いろいろな本が届きます。
 私も興味本位でみてみたら、なんと食品添加物問題で有名な安部司氏の翻訳本を買っていました。中国語名は「食品真相大揭秘」となっていますが、日本では『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』で発売されている本かと思われます。(すみません、この本の日本語版は私は読んでいないので、確証できません。)中国人の間でも、この本がいま静かなブームを呼んでいます。

 我が家では、もともと加工食品は極力食べないようにはしているのです。例えば冷凍餃子やワンタンは買わないとか、火鍋などに使う肉団子は使わないとか、それなりには工夫しています。コンビニ弁当やサンドイッチ、おにぎりは極力買わないようにし、私の昼食も本来は愛妻弁当。
 でもその妻でさえ、かなりびっくりしたと言っていました。
 

 中国では、いまやっと食品添加物の問題の規制強化を行っており、このブログでも過去に紹介しました。
 具体的な内容は、中国の食品添加物(1)中国の食品添加物(2)をご覧いただくとして、それでもまだまだ規制の網にかからないことが多すぎます。

 中国の子どもたちが、着色がいっぱいされたお菓子や清涼飲料水を口にしている姿をみたり、また小児科にいたころ、親が進んで子どもにそうした食べ物を買い与えている様子をみて、非常にショックを受けました。
 中国の子どもたちの間で、いまだにファーストフードが隆盛なのも、単に「仕方がない」とは済ませられません。娘が生まれてから、この問題の深刻さを肌身で感じるようになっています。

 調味料に関してもそうです。中国のお醤油でも、ごく一部の老舗店ものを除いて、「大豆・小麦・食塩・曲子」で作られているモノはほとんどなく、大抵「脱脂加工大豆,氨基酸酸液,谷氨酸钠,甜菊糖・・・」などと添加物が列記されているものが増えています。これって、ぜんぜん醤油本来の原材料ではないのです。

 しかし、中華料理は、自宅で材料から作れば意外とオリジナルの食材を大切にして調理することができます。
 妻の作る紅焼肉など、まさにそうです。ある意味、既製品さえ買わなければ、かなりの割合でそうした添加物に接触する可能性は減少すると思われます。

 日本からこうした書物が遅れながらも翻訳されて中国にやってくることは、市民の意識を変化させるためにも大変大切なことだと思います。

 

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