2009年01月20日

(リバイバル)台所

2004年12月26日
 
 私の住宅地でも春節休みまでに内装工事を仕上げたいという人が多いようで、内装をはじめる部屋が増えてきました。我が家でも春節休みまでには引越しが出来たらと思っています。

  水周り工事の中で、いろいろと気を使うのが台所ではないでしょうか。私もいろいろ頭を悩ませました。特に私の場合は家族に中国人がいるわけでもなく(すみません、このときはまだ独身でした)、純粋に日本式の台所を目指しているので、大工とはしっかりと検討しておかなくてはなりません。

 例えば、ガス台にしても魚を焼くことが出来るガス台にしました。中華料理では強火が要求されるため、ガスのパワーは日本と比べるとかなり強いそうです。私は日系のメーカーが日本式のガス台を中国でも販売しているので、利用させていただきました。有るメーカーの製品の場合、操作スイッチなどにも日本語の記載がありびっくりしました。

 中国人は、キッチンに食器の消毒棚を設置することが多いそうですが、私は見送りました。一時上海で肝炎が大流行したことがあるので、衛生面での設備だそうです。 

 また、シンクですが、これも種類がありいろいろ迷いました。ただ、今住んでいるマンションはシンクが小さく、まな板を洗うのに一苦労したので、自分の家に関しては韓国製の大型シンクにしました。中国のシンクは2層に分かれているのが多かったです。おかげでカウンターの奥行きが広くなり、作業はしやすそうです。そしてカウンターの高さは95センチに決定。私の大工によれば、高さの新記録だと言っていました。中国の家庭では75センチが標準だそうです。中国では中華鍋を左手でもって、右手で炒める調理スタイルのため、低いほうが都合がいいとのことですが、日本料理ではあまり当てはまりません。その国の調理スタイルを如実に反映していると思いました。

 木材市場で仕入れてきた防火ボードを使ってキッチンカウンターやつり戸棚の骨組み大工に作ってもらい、さらに台所の専門店でカウンターに使う人工大理石と戸棚の戸を作ってもらいました。
 確かにシステムキッチンはよいですが、価格が相当高いため、多くの中国の家庭では、大手メーカーの姿形を真似てそれらしきものを作っているようです。ちなみに一応問い合わせたところ、中国では1メートル単位でシステムキッチンの単価が決まるそうです。それこそ1メートルの価格で私の台所が完成してしまうような値段のところもありました。

【いま振り返ってみると】
 結婚する前の記事です。というわけで、妻は我が家の内装のことにはまったく口を出せていません。まあ、まもなくはじまる次のマンションの内装では、主導権を取られてしまうかもしれません。
 でも、いろいろ考えてあるので、妻も今の台所にはかなり満足していました。とくに、洗い物をするときにかがまなくてもいいのが好評です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類