2009年01月24日

この時期は一度は豫園へ

 いよいよ春節です。

 今日は、これから迎える春節に備えて、「年貨」と呼ばれるお正月用品の購入に街へ繰り出しました。市内のスーパーや百貨店はこれでもかというぐらい人が多いです。金融危機を感じさせない上海人の買い物ぶりに、春節の大切さを改めて実感しました。

 実は魚を買いに静安寺の「久光」まで言ったのですが、ここのレジもカルフール並み。どのレジもフル稼働の状態で、売り場まで続くような行列でした。残念ながらここでの買い物は断念。
 うちの近所のカルフールでも、カートを押すのがやっとというぐらい売り場が混雑しています。日本の小売業者が見たら、びっくりするでしょうね。

 中国人にとっての春節は、日本人の正月よりもずっと大切にされています。そのため年中行事が消費に与える影響力というのは非常に大きいと思います。絶対に買わなければならないものがたくさんあるからです。
 景気を刺激するためにも、伝統的な行事は大切にしたいものです。

 春節以降、豫園はとんでもない混雑になるので、私は今日見てきました。

 寒い北風が吹き荒れる中、完全武装の防寒体制でいざ出発。
 豫園は、地下鉄2号線の南京東路駅から河南路を南に歩いていくと、15分ぐらいで着きます。河南路は最近拡張されたので、ずっと歩きやすくなっていました。

 

 豫園の中ですが、すこし早いですが、すっかりと春節の飾り付けが終わっていました。中国の春節雰囲気満点です。もちろん、南翔のショーロンポーの行列もしっかりとありました。

 2009年は丑年ですので、牛をモチーフにした飾り付けがいたるところにあります。

 クライマックスは元宵節ごろの行灯祭りとなりますが、それ以前でもライトアップされて、正月気分を盛り上げてくれます。

 ちょっとした屋台も出ています。いずれも豫園名物の屋台が多いですので、一見する価値はあります。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

師匠は海南島へ

 私の博士課程時の指導教官で、中医学の師匠でもある上海中医薬大学の陳教授に、年始のご挨拶に行こうと思ってお電話したら、2月上旬まで中国のハワイとも言われる海南島へバケーションと言うことでした。

 中国ではこの春節の時期に、お世話になった先生のお宅などを訪問し、ご挨拶をするのも習慣の一つです。

 そういえば、海南島にリゾートマンションを買われたという話を思いだし、長期休暇が取れそうなときは、ちょくちょく行っておられます。

 金融危機とか言われる昨今ですが、でもこうやって上海以外のリゾート地にマンションや別荘地を購入して、短期でも移動する上海人は確かに増えています。

 移動するときは、家族全体や親戚で移動し、そこで旧正月の新年を迎えるというスタイルです。ですから、春節に大勢でワイワイするという中国の伝統的習慣は残しつつも、少しでも環境のいいところに、という師匠の発想は十分に理解できます。

 私はというと、今年の春節は上海にいて、娘と一緒に自宅で過ごそうと思っています。明日の除夕には、義母・義父も我が家にやってきて、娘の初めての春節をお祝いしようということです。

 中国に来た頃は、春節の意味もよく分からず、花火や爆竹でワイワイするというイメージしかなかったのですが、さすがに今となるとその重要性が極めてよく分かります。出稼ぎ労働者たちが、なぜ田舎を目指すのか、それも分かるようになってきました。

 春節の上海というのは、地方から来た人たちが帰省し、ある意味、本来の姿の上海かもしれません。静かになった街を改めて歩いてみるのもいいかもしれません。

 店などは休みになりますが、この時期の上海を訪れてみるのは、また風情があります。

 

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

(リバイバル)ペンキ屋登場

2005年1月2日

 明けましておめでとうございます。内装工事は相変わらず続いています。

大工の仕事は一通りキリがついたため、一旦我が家から出ていって、ペンキ屋さんがやってきました。大工はフローリングを張るころにまた帰ってきます。ペンキもいろいろ迷った末、結局日本のメーカーのものにしました。木部の多い我が家ですので、木部に関してはドイツのメーカーのものを使いました。ペンキ屋に言わせれば、臭いが一番マシなのだそうです。

個人的にはこの寒い時期のペンキ工事には正直気が進みません。気温が低すぎると水分が早く抜けてしまい、ひび割れや平面の乱れに繋がるからです。とくに木部に塗るニスに関しては温度は重要で、一般に8℃以上といわれています。しかし、春まで待つことが出来ないので、できる限り天気のよい日を選んでペンキをさせています。ペンキに関してはとくにあせりは禁物です。我が家は全室が南向きなので、太陽さえでれば、部屋は1日中ポオポカとしてくれます。ただ元日前後から上海では寒波がやってきて、非常に寒くなったのでペンキの仕事のペースも必然的にかなり落ちてしまいました。


木部は何度も塗り重ねられていきました


 そして、そろそろ照明器具やスイッチの選別を始めなくてはいけません。台所や洗面所の吊天井はすでに注文を済ませておき、大工のゴーサインがでれば、いつでも設置できるようにしました。

 フローリング選びには実にいろいろな過程がありました。折を見てご紹介しましょう。

【いま振り返って見ると】
 4年後、壁のペンキはとくに心配したひび割れもなく、おおむね良好でしたが、やはり養生が不十分だったため、ペンキのはみ出しが多少あります。う〜ん、これは仕方がないか。。。学生時代、日本で洗い屋のアルバイトで建設現場に通った時期がありましたが、こういうはみ出しは日本ではまず不合格です。
 壁にクロスを使うか、ペンキを使うか、かなり迷いました。上海では湿気の関係でしょうか、殆どペンキです。コスト的にもこちらではあまり変わらないように思います。ニオイは殆どありません。
 中国ではペンキによるシックハウスよりも、家具によるシックハウスのほうがかなり深刻だと建築関係の方から聞きました。中国の家具は比較的廉価ですが、家具選びは慎重にする必要がありますね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類