2009年02月12日

検査だ!急げ〜

 家に戻ると、どうやらマンションの「文明楼」検査があるらしい、という通知。

 いわゆる「Model Unit」の指定を受けるため、町内会にあたる区委員会の人たちが、検査にくるということです。

 盗難防止のために、実は私も廊下にマウンテンバイクの愛車を置いていたのですが、とりあえず明日だけは家の中に入れて欲しいということ。さっそく、「了解!」と帰宅後片付けました。

 でも、「明日だけ」という言い方は面白い。

 こうした検査は、抜き打ちでしなければ意味がないと思うのですが、ちゃんと通知が来るんで、合格するように準備する。中国的ですね。

 以前、上海の公立病院に勤務していたときも、「検査だ!」と通知がでると、医局のなかが急に騒がしくなり、対策のための準備をするのです。
 そんなんだったら「検査のいみないジャン!」と思ってしまうのですが、中国の検査というのは、往々にしてそんなものなのです。

 だからといって、甘えてしまうと、あとで大きなとばっちりを食らうのも中国ならでは。でも、そうした検査を通じて、いろいろな事項を学習するわけで、一種の勉強するためのチャンスであるともいえますね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

やったね!ローン金利が下がった

 2009年に入って、中国政府が様々な新しい経済対策を打ち出しているのですが、なかなか私たちの中国生活に実感が持てませんでしたが、今回はちょっと嬉しいニュース。

 もともと基準金利の25%引きだった住宅ローンの金利が、30%引きになりました。これだけで、毎月数百元のお金が浮いてきます。そして、それがついに1月31日から実行されました。

 数百元は中国では大きい。肉まんが何百個も食べられる額ですから。

 といっても、日本の住宅ローン金利に比べると、中国のローン金利は遙かに高いのですが、それでも年利6.655%から、5.0490%になることの意義は、庶民にとっては大きいです。

 ただ、上海の景気は楽観視できません。2月の出稼ぎ労働者雇用危機の次は、3月〜4月にホワイトカラー雇用危機がくると予想されています。3月〜4月にかけて、外資系企業を中心に決算も出されますし、このあたりに雇用問題に大きな動きがあるのではないかと上海では警戒しています。

 私の周りでも、日本人駐在員を中心に、この時期を境に帰国が決まったケースが増えています。インフルエンザの問題以前に、そこまで駐在員を中国に置いておく必要はなくなってきたのだと思います。

 さらに、6月〜7月にかけては新卒大学生の就職問題が噴出するでしょう。いずれにしろ、これからが中国にとって正念場であり、目に見える形で様々な対策を打ち出してきています。政府も社会不安を非常に警戒しています。

 しかし、ローン金利がど〜んと下がったことは我が家にとっては非常に嬉しい限りです。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類