今日も、妻の高校時代の上海人の同級生が、結婚して2年も持たずに別居状態になってしまったという電話がありました。なんか、最近こういう話をよく聞きます。
思い出せば、2006年〜2007年にかけて、このブログにも書きましたが、隔週〜毎週の割合で知り合いの結婚式があり、いずれも親しい友達だっただけにお祝儀をどうしようか頭を悩ませていました。
こうしたトラブルで、大体共通しているのは、子どもが生まれて一段落したころぐらいにいろいろ問題が起きるようです。中国の場合、子どもを生むときは、一般に妻方の実家に半年〜1年にわたって帰ることが多く、その間どうしても夫婦の関係が疎遠になりがちです。
また、女性が上海戸籍を持たず、地方から上海で働いている場合、地方の医療保険が上海で使えないので、田舎にもどるしか仕方がないという実情とも関係しているようです。
さらに、地方と上海では同じ中国でも子育てや妊娠に対しての認識が大きく違うため、親戚同士の軋轢もあるようなことを聞きました。国土が広いので、文化・風習があまりにも違ってしまうのです。方言で言葉も違ったりするので、まるで国際結婚の状態ですね。
我が家の場合、なんとか産後も妻が踏ん張って、自分たちで子どもを育てようということで実家に戻っていませんが、これは今後、2人目も欲しい我々にとっては逆に良かったと思います。そもそも、子育ては自分たちでやらないと、知識や経験が増えませんから。
それでも義母・義父の助けがなければ大変です。
仮に妻が実家にべったりと戻ってしまうと、今度は義母・義父との関係がメインになり、パパが子どもに接するチャンスがどうしても減ってしまいます。そうすると、子育てへのパパの介入がどうしても十分ではなく、夫婦関係に問題が生じてしまうというのです。
そうなるとパパの「忙しい」というのは、単に口実に過ぎず、結果的に夫婦の溝が広がってしまうといようなケースも聞きました。
まあ、中国では日本と比べると離婚する手続きが簡単なそうで、いとも簡単に離婚してしまうというような事も聞きました。そういった事情とも関係があるのかもしれません。
2009年02月15日
離婚や別居の話が多い
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類