中医学の外来で、とくに中国人の患者さんなどを診察すると、「調理(ティヤオリー)してほしい」という人が結構多いです。
日本語で言うと、「調理する」とは「料理をすること」とイメージしがちですが、それ以外にも「調整する」という意味もあります。
中医学で言う「調理してほしい」というのは、つまり端的に言うと「体の調整をしてほしい」ということで、西洋医学の病院ではおそらくあまり耳にしない言葉かと思います。
意味的に曖昧といえば曖昧ですが、中医学的に言うと、陰と陽のバランスが云々、という話にはなるのですが、でも結局のところ体が何となくだるいとか、西洋医のところにいっても特に問題がないと言われたのに、でもなんか心配だ、みたない患者さんに多いのです。
中医学の基本は、症状を分析して生薬の処方ができますので、西洋医学の診断結果とはまた別の次元であることは容易に想像がつきます。
でも、体を「調理する」という発想は、中医学をはぐくんできた中国人だからこそ思い立つことなのでしょう。彼らの文化の一部分であることは間違いないです。
通学風景
最近の上海は連日雨です。雨がふると、私は自宅から駅までの自転車通勤は無理でして、ここ数日路線バスの「東周線」を利用して駅に出ています。
うちの近所である「聯洋社区」は、浦東でも有名な住宅街なので、一応日本でもよく取り上げられる「中国人富裕層」が多く住んでいます。車も、私の奈良の実家エリアではあまり見かけないような高級車がびゅんびゅん走っているのです。
朝の出勤時間帯は、子供たちの通学時間帯とも重なるため、こうした子供たちの様子を観察するのもまた楽しいです。
我が家はすぐ前にバス停があるので、歩いて3分ほどなのですが、この時間になると小学生や中学生のタクシー争奪戦が決まって発生しています。
このエリアでは、タクシーで通学する人が結構います。まあ、上海ではタクシー料金が安いので富裕層の親からすればなんてことないのでしょうが、でも子供までがこうやってタクシーをばんばん一人で乗ってしまうのはいかがなものかと思っていまいます。相乗りだったらまだ分かりますが。。。。
ちなみに、我が家から歩いて10分ほどのところに進才実験学校という小中学校もあるのですが、私と同じようにバス停からバスに乗った子供も、この10分を歩かずにバスで通っていました。それぐらい歩いたらいいのに・・・と思わず言いたくなります。
上海など中国沿海部では子供の肥満問題が突出しています。最近のデータでも、沿海部での子供の肥満率は30〜40%に達するそうです。
そりゃ、帰宅時にコンビニで買い食いしている小中学生をみると、炭酸飲料やハンバーガー、揚げ物などいわゆるジャンクフードを好んで食べる子供たちが多いこと!でも、上海では買い食いはべつに御法度ではないのですね。
それと、一人っ子政策がもたらす親の子供の食べ物に対する認識の低さも大きな問題です。特に、母乳から離乳食へ変えるとき、子供が好きな食べ物ばかりをあげる傾向が非常に強く、この時から偏食を助長しているというとも言われています。子供が一人しかいないので、いつでも親は「最も良い、最も値段の高い」ものを買おうとする傾向があります。でもそればかりを摂取することが子供の体にとって必ずしも一番いいとは限りません。
結果的に、最も良い、最も値段の高い」食生活が子供の偏食を助長してしまいます。
話は脱線しましたが、通学や通勤に歩くということは非常に大事だと私は思います。忙しければ忙しいほど、歩く時間をなるべく確保し、時間の余裕を持てるように心がけたいものです。
仕事のアイデアも、私の場合は歩いているときに思いつくことが多いです。集中して歩くことが、私にとってのストレスの解消にもなっていることも分かりました。
リニアやら飛行機やら交通手段はますます発展しスピーディーになってきていますが、結局歩く速度が人間にとってもっともストレスを感じない速度なのでしょね。
うちの近所である「聯洋社区」は、浦東でも有名な住宅街なので、一応日本でもよく取り上げられる「中国人富裕層」が多く住んでいます。車も、私の奈良の実家エリアではあまり見かけないような高級車がびゅんびゅん走っているのです。
朝の出勤時間帯は、子供たちの通学時間帯とも重なるため、こうした子供たちの様子を観察するのもまた楽しいです。
我が家はすぐ前にバス停があるので、歩いて3分ほどなのですが、この時間になると小学生や中学生のタクシー争奪戦が決まって発生しています。
このエリアでは、タクシーで通学する人が結構います。まあ、上海ではタクシー料金が安いので富裕層の親からすればなんてことないのでしょうが、でも子供までがこうやってタクシーをばんばん一人で乗ってしまうのはいかがなものかと思っていまいます。相乗りだったらまだ分かりますが。。。。
ちなみに、我が家から歩いて10分ほどのところに進才実験学校という小中学校もあるのですが、私と同じようにバス停からバスに乗った子供も、この10分を歩かずにバスで通っていました。それぐらい歩いたらいいのに・・・と思わず言いたくなります。
上海など中国沿海部では子供の肥満問題が突出しています。最近のデータでも、沿海部での子供の肥満率は30〜40%に達するそうです。
そりゃ、帰宅時にコンビニで買い食いしている小中学生をみると、炭酸飲料やハンバーガー、揚げ物などいわゆるジャンクフードを好んで食べる子供たちが多いこと!でも、上海では買い食いはべつに御法度ではないのですね。
それと、一人っ子政策がもたらす親の子供の食べ物に対する認識の低さも大きな問題です。特に、母乳から離乳食へ変えるとき、子供が好きな食べ物ばかりをあげる傾向が非常に強く、この時から偏食を助長しているというとも言われています。子供が一人しかいないので、いつでも親は「最も良い、最も値段の高い」ものを買おうとする傾向があります。でもそればかりを摂取することが子供の体にとって必ずしも一番いいとは限りません。
結果的に、最も良い、最も値段の高い」食生活が子供の偏食を助長してしまいます。
話は脱線しましたが、通学や通勤に歩くということは非常に大事だと私は思います。忙しければ忙しいほど、歩く時間をなるべく確保し、時間の余裕を持てるように心がけたいものです。
仕事のアイデアも、私の場合は歩いているときに思いつくことが多いです。集中して歩くことが、私にとってのストレスの解消にもなっていることも分かりました。
リニアやら飛行機やら交通手段はますます発展しスピーディーになってきていますが、結局歩く速度が人間にとってもっともストレスを感じない速度なのでしょね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類