2009年04月03日

無料レンタル自転車

 上海で最近、自転車が注目を集めています。自動車が増えすぎて、慢性的な渋滞が絶えず発生していて、これら問題を如何に解決するかが、大きな課題です。

 そこで、注目されているのが自転車と地下鉄+バスを組み合わせた利用方法です。上海の主要駅で、無料レンタル自転車を見かけることがありますが、ちょっとした取り組みが行われています。

 写真は、先日出かけた上海市浦東の三林世博園区のもの。ここでも無料レンタル自転車がありました。同じような仕組みが、地下鉄2号線の終点、張江ハイテクパークにもあります。

 デポジットも取らない無料というのはなかなか大胆なことをしたものだと思いますが、とりあえずカードを作って登録はします。登録方法は身分証明省と保険証だけでいいそうです。

 自転車は、自転車置き場にずらりと並べられていて、どれもなかなかきれいで整備されていました。利用時間は4時間が目安ですが、特に遅れても罰則があるわけでもないそうです。

 「今までちゃんと戻らなかったことがある?」と管理しているおばさんに聞くと、「ないよ」という返事。「へー、さすが!」と思ったところ、さらにおばさんが言いました。

 「ほとんど利用者がいないからね。」 「・・・・・」

 せっかくの施設なのですが、ほとんど使われていないとのこと。結局宝の持ち腐れ状態だったのです。

 そもそも、このような住宅地にレンタル自転車を置いても、あまり利用者はいないわけで、それだったらむしろ自転車置き場を作った方が、もっと利用者は多いようにも思います。

 逆に、中山公園駅とかビジネス街に近い駅だったら、利便性も高まるかもしれません。でも、自転車を使う人は、ラッシュ時でも地下鉄に折りたたみ自転車を持ち込む国ですから、根本的な発想が違うのかもしれません。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

上海師範大学か・・・、昔日を思い出す

 SFEの小谷さんが「私も、上海師範大学に留学していました。」で書いておられるように、私も上海師範大学で1年間語学留学したOBです。しかも、小谷さんと留学時期はほぼ同じだったので、どこかでお目にかかっていたかもしれません。以前お会いしたときも、「外賓楼」
で話が通じたのがけっこう嬉しかった。

 懐かしいです。私の上海生活はすべてここからスタートでした。同じころ、私の妻も隣の上海師範大学付属高校で勉強していました。もちろん、妻とは上海中医薬大学で知り合ったので、その当時面識はまったくありません。でも、妻はお昼、上海師範大学の西部の食堂によく食べにいったというので、どこかであっていたかもしれません。

 さらに、高校時代の妻のクラスのチューターをしていた男性が、蘇州人でいま旅行会社を経営しているのですが、その当時たまたま電気屋さんでVCDを買いに行ったときに店員さんのバイトをしていて知り合いになり、妻と結婚後、この話をすると実は妻との共通のともだちだったり、世の中本当に狭いです。

 ここ2,3日の間でもシンクロ現象が非常に多く、びっくりすることばかりです。

 今でも上海に初めて着いた日のことを鮮明に覚えています。
 家族と祖母に関空から見送られ、右も左もわからない状態で到着したのが上海虹橋空港。そういえば、初めて乗った中国東方航空もこのときだったなあ。

 その当時、上海なんて、日本人の多くは人民服をきて自転車に乗っている程度の認識しかなく、「島流しされた〜」なんていう親友もいました。でも自分で決めたことですから、前進するしかありません。

 このとき、上海中医薬大学に入学するために中国語を上海師範大学で勉強するのですから、中国語はピンイン以外ほとんど分からない状態でした。その夜、生まれて初めて上海の大衆タクシーに乗りました。上海で初めて食べたご飯が、新錦江ホテルのビュッフェでした。忘れもしません。

 まだシャレードのポンコツタクシーがたくさん走っていた時代です。正直、タクシー乗ること自体がどれだけ怖かったことか。。。。
 言葉が分からないからレストランで食事するのすら、もうドキドキの状態でした。しばらく日本から持ち込んだカップラーメンでしのいでいました。今から振り返ると笑い話ですよね。

 上海師範大学にはいって、一応中国語のクラス分け試験があり、なぜかほうりこまれたのが中級クラス。おいおい、まったく初心者同然なのに大丈夫なんか・・・とか思いつつ、師範大学の毛先生などにもめっちりとしごかれ、おかげで1年かからずにHSKも大学入学の学科試験もクリアして、めでたく上海中医薬大学に入学できました。

 私の中国生活の原点は、やはりこの上海師範大学です。エアコンのないポンコツ招待所に詰め込まれ、夜7時までの入浴時間に翻弄され、ドアのない招待所のトイレで唖然としたこともありました。夏になると蚊が大量発生し、蚊帳をつけてもらいました。上海で蚊帳初体験です。

 さらに、朝食といえば大学の門の外にあった野菜まんじゅう。お昼よく行った桂林路のショーロンポー屋。ここの具だくさん焼きそばがおいしかったのです。今はもう再開発の波で店はありません。私の脳裏にだけ残っています。

 でも、この時期、よく勉強したと思います。なにもかも新鮮で、必死だった。


 

 夜真っ暗になる夜の路線バスに揺られながら、師範大学の中国人学生と徐家匯のローラースケートにも行きました。その仲間たちは、いま日系企業でコンサルタントをしたり、旅行会社に就職したり、ずっとつながりがあります。

 どんな未来があろうと、過去は決して変えられない。そんな不滅の過去を振り返って、未来の原動力にしたいなと思うのでした。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

GMAILが携帯でできた

 私のソニーエリクソンの携帯で、GMAILを見る挑戦は、以前やったのですが、どうもうまく行かず失敗してしまいました。
 しかし、今日、帰宅時に地下鉄で携帯電話をいじくっていたら見事成功しました。(上海の地下鉄は携帯の電波がしっかりと通っているので便利。)

 携帯の機種は、相変わらずP1cで、中国で買った正規版です。中国移動公認の機種でもあります。

 やり方は極めて簡単。WAPを立ち上げて、https://m.gmail.com からログインすればokでした。ログイン画面が中国語だったので、グーグルが力を入れ始めていることがわかります。ちなみに、以前は英語でした。ログインしたあとは、日本語の画面に入りますが、殆ど文字化けしませんでした。(一部表示されないカタカナあり)

 さらに、一度idとパスワードを入力すれば、GMAILを立ち上げるだけで受信トレイに移動できました。クッキーがちゃんと機能しているようです。一応、日本語の表示もなにもしなくてもできましたので、あとの問題は日本語の入力ですね。

 とりあえず、緊急のメールは日本語で読めるし、中国語なら返信もOKです。

モバイル用GMAILの入力画面です


 ただ、面倒なのはWAPを立ち上げると、そのたびにみたくもない中国移動の移動夢網のトップページに強制的に繋がります。こうやってアクセス稼ぐなんて、ひどい話です。ま、当然といえば当然ですが。。。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類