2009年04月10日

産婦人科

 いろいろな病院がありますが、やはり産婦人科はちょっと違うな、と思うのは私だけではないと思います。

 産婦人科は、現代社会において、数少ない生命が誕生する場所。
 夜帰宅途中に前を通ると、産婦人科の明かりに、なにか娘が生まれたその瞬間を思い出したりするのでした。
 
 娘が生まれた産婦人科は徐家匯の太平洋百貨のすぐ後ろです。多くの日本人のお母さんもここで出産されています。

 娘がこの世に登場してきたのは朝。

 前の日、夕方に妻を病院に送り届けてから、一度家にもどり一旦浦東で眠りにつきましたが、未明に「生まれる」という電話を受けて、タクシーを捕まえて南浦大橋を越え、再び病院へ走りました。

 この産婦人科の建物の前を通ると、そのときのことが思い出されます。

今日、改めて前を通りました


 さらに、子供が生まれてから1週間たらず、夜中の当直は私の役割でしたが、初めての娘とのコミュニュケーションにとまどいながらも、「父親になったんだ」という雰囲気を感じ始めました。

 廊下や病室には赤ちゃんの泣き声が響き渡り、陣痛で苦しむお母さんと新しい生命の歓喜が交錯する、本当に不思議な環境だったと記憶しています。

 私にとっては、そんな思い出がいっぱいの産婦人科。夜中にさんざん泣いた娘の顔が思い出されます。

 大学では産婦人科は中医学にないので、私も研修に行っていません。だから、まさに自分の子供のときが初体験でした。

 いろいろ勉強させてもらいました。
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

領収書騒動

 なんか、最近、税務署もいろいろ目を光らせているようです。

 うちの事務所、ここに移ってきてかれこれ1年半ほどになるのですが、3ヶ月に1回家賃を納めています。もちろん、真ん中に仲介業者が入っており、大家と我々の橋渡しをしているのですが、先日、事務所に税務署の職員が突如やってきました。

 私は細かい小細工がイヤなので、何もいかがわしいことはしていないハズなのですが、どうやら我々が払っていた家賃の領収書に問題があったようです。

 2006年9月から、家賃にかかる税金は、そのオフィス所在地を管轄する税務署に納めないといけないのですが、それがちゃんと行われていなかったということです。実際に領収を見てみると、納付先の印鑑が、本来は長寧区天山税務署のハズなのになぜか虹口区や閘北区、さらに南匯区までありました。これはどうも変だと職員は言うのです。

 家賃にかかる税金は、上海市内のどこの税務署でも納めればOKということではないので、家賃を納めても、領収書受け取る方も注意が必要です。ただ、うちのように不動産会社が代りに納めている場合は、領収書を見ない限り事前のチェックはできません。

 結局、我々サイドは、税務署が調査するまで事前に全く気がつかなかったのですが、税務署に指摘されてから不正な領収書を受け取っていた場合、我々サイドにも責任が生じるようで、次回から注意しなくてはなりません。

 さらに、税務署曰く、「過去の領収書を正しい物に是正されない限り、後の家賃は払うな」というお達しも。というわけで、4月〜6月分の家賃はまだ払えていないのですが、大家や不動産会社は「そんなの関係ない」と文句を言い始めてきました。「契約違反だ!」というわけです。でも、お国の法律を破ったのはあなたたちですよ。

 結局、税務署と不動産屋の板挟みにあっている私ですが、とりあえずお上である税務署の連絡を待っています。

 みなさん、領収書はちゃんとチェックしてください。こういった印鑑の間違いのほかにも、最悪、ニセの領収書を受け取ってしまうことがあります。
 さまざまな脱税行為が蔓延している上海ですが、税務署はしっかりと見張っています。こうして突如、オフィスの家賃の領収書を調べにくるのですから。

  一応、この件に関してはニセの税務署職員ではないことを確認するために、経理に税務署に問い合わせましたら、ちゃんとこの職員がいて、その上司も出てきました。間違いなさそう。

 気持ちもよろしくないので、そろそろ心機一転するために事務所を移そうと考えてます。そう、もっと地下鉄の駅に近いところへ。。。。

 しかし、うちの事務所の大家も強気だなあ。不動産がまだまだ好調だとでも思っているのだろうか。

 また経過を報告します。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類