では、そのほかに同様の研究がないか?と思っていろいろ調べてみると、今度はアメリカのフレッド・ハッチンソン癌研究所(the Fred Hutchinson Cancer Research Center)で、赤ワインと女性の癌との関係についての論文がありました。
6300人の乳癌患者と7500人の健康な女性と比較したところ、毎週14杯以上のアルコール(白ワイン・赤ワイン・ビールだれに関しても)を飲んだ場合、乳癌のリスクは24%高まるということです。
赤ワインは男性の前立腺癌や心臓病の予防には一定の効果があることが示されているものの、乳癌に関しては予防効果はなく、むしろリスクが向上しています。
さらに、白ワインに関しても同様に乳癌リスクが向上することが分かっており、赤ワインとの乳癌リスクに関しての違いには統計学的意義はないようです。
では女性の健康なアルコールの飲み方はどうなのか?研究では、毎日平均コップ1杯のアルコールで止めておかないといけないようです。う〜ん、これはなかなか厳しい。
アルコールは女性に対して「薬害あって一利なし」なんて言われないような新しい研究成果を見てみたいものです。
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