昨夜の雨の影響で、今日の上海の空気は、とくに午前中はものすごく澄んでいるように感じました。いい天気なので、このチャンスに娘と妻とで世紀公園へ出かけました。
写真を撮ると、特に今日は緑が美しく映えます。
世紀公園は、時間さえあればなるべく私も運動に出かけるようにしているのですが、お薦めは人工湖がないほうのエリアです。地下鉄駅や入場門から遠くなるので、昼間でも遊びに来る人が少ないのです。
サッカー場(サッカークラブ?)などもあり、芝生の上で週末になるとサッカーに興じている西洋人のグループを見かけます。その隣にはテニスコートも。
欧米人で、マラソンをしている人が多く、ここが本当に中国なのか?、ヨーロッパのどっかの街にいるのか?というような錯覚に陥ってしまうぐらい、上海らしくない公園でもあり、私は大好きです。
そもそもこの公園のために、ここにマンションを買ってしまったぐらいですから。職場へは遠いのに。。。。
1週5キロ程度の世紀公園は、自転車ツーリングの訓練コースにもなっていて、夜になると本格的な装備をした愛好家たちがあつまって、世紀公園の周りの道路をグルグル周回しています。
さらに、モーターショーの会場ともなっている新国際博覧中心はこの公園からまださらに500メートルほど南におりたところにあります。さすがに週末だけあって、車でモーターショーにやってきた長い駐車の列ができていました。地下鉄駅から発車するシャトルバスも超満員でした。
駐車ができない、渋滞する、といったことを上海の人は毎日身を以て体験しても、やはり車を買いたいのですね。最近特に私の周りでも。、不動産購入以上に車購入に対する情熱を感じます。
自動車メーカーにとってはいままさに稼ぎ時。上海の空気が本当に改善されるのもまだまだ先でしょうね。いくら車の排ガスが改善されても、台数が増えたらどうしようもないですから。
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2009年04月25日
珍しく空気が澄んでいる上海
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
朝にコップ一杯の水を
春本番の上海ですが、上海はこれから梅雨を迎えると一気に夏に突入します。これがまた極端で、ザーと大雨が降ったかと思うと、その翌日には真夏のような天気がやってきて、「夏!」となるのです。大陸的気候です。
中医学は季節の変わり目と体調の関係を非常に重視します。これは体自身が、気候の変化などをあわせて自らコントロールしているのですが、場合によってはそれが難しいときもあります。例えば、エアコンの冷気とか、夏場の冷たい食べものの摂取などです。これだけ食生活や住環境が自然でなくなってきた昨今、体にとって予想できないことがあまりにも多すぎるような気もします。それが外からの刺激要素として、体に悪さしているのは確かです。
春、注意しないといけないのが高血圧です。この時期、血圧が上がってしまう人が少なくありません。中医学では、まさに陽気が盛んになってきて、体の動きも活発になってくるのですが、そうしたものと関係があります。春は情緒的にも不安定になりやすく、これが五臓六腑の「肝」にストレスをかけることが多いのです。
特に、注意しないといけないのは朝起床後の血圧で、このときに血圧のピークがくることがあります。先日日本で亡くなった私の祖母も亡くなった日の早朝・朝食時に自宅で倒れています。
そこで、すこし注意していただきたいのが、朝に水分を取ると言うことです。特に、起きたあとにミネラルウオーターをごくりと飲むことは、それなりに意義があります。
夜中、寝ているときに汗や呼吸などで水分を失っており、朝起きたとき体の血液は濃縮された状態になっています。これは腎臓の尿検査をするときには都合がいいのですが、体にとっては思わしい状態ではありません。
寝る前にも、飲み過ぎない程度に水分を少々補っておくことも大切です。特に、腎臓結石の傾向がある人は、結石予防のためにも寝る前に水を飲んでおこうとよく言われますが、健康な人でも気をつけておきたいです。
でも、上海で美味しい水を見つけるのはなかなか困難ですが。。。。
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中医学は季節の変わり目と体調の関係を非常に重視します。これは体自身が、気候の変化などをあわせて自らコントロールしているのですが、場合によってはそれが難しいときもあります。例えば、エアコンの冷気とか、夏場の冷たい食べものの摂取などです。これだけ食生活や住環境が自然でなくなってきた昨今、体にとって予想できないことがあまりにも多すぎるような気もします。それが外からの刺激要素として、体に悪さしているのは確かです。
春、注意しないといけないのが高血圧です。この時期、血圧が上がってしまう人が少なくありません。中医学では、まさに陽気が盛んになってきて、体の動きも活発になってくるのですが、そうしたものと関係があります。春は情緒的にも不安定になりやすく、これが五臓六腑の「肝」にストレスをかけることが多いのです。
特に、注意しないといけないのは朝起床後の血圧で、このときに血圧のピークがくることがあります。先日日本で亡くなった私の祖母も亡くなった日の早朝・朝食時に自宅で倒れています。
そこで、すこし注意していただきたいのが、朝に水分を取ると言うことです。特に、起きたあとにミネラルウオーターをごくりと飲むことは、それなりに意義があります。
夜中、寝ているときに汗や呼吸などで水分を失っており、朝起きたとき体の血液は濃縮された状態になっています。これは腎臓の尿検査をするときには都合がいいのですが、体にとっては思わしい状態ではありません。
寝る前にも、飲み過ぎない程度に水分を少々補っておくことも大切です。特に、腎臓結石の傾向がある人は、結石予防のためにも寝る前に水を飲んでおこうとよく言われますが、健康な人でも気をつけておきたいです。
でも、上海で美味しい水を見つけるのはなかなか困難ですが。。。。
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
グリンピースの農薬調査
中国の野菜・果物の農薬問題は、在中日本人にとって非常に頭の痛い問題で、私自身もいろいろ気をつけています。
私のとこに来られる患者さんとも、この問題はいつも情報交換していますが、でも実体がわかりにくいのが現状です。
第三者機関が調査をしてデータを公表することも難しいのですが、でもたまに報道が出てくることがあります。『健康時報』からの報道ですが、あの国際組織グリンピースが行った北京・上海・広州の農薬調査の結果が公に記事として出ています。非常に珍しいケースなので、このブログにもメモしておきます。
調査方法は、グリンピースが2008年12月と2009年2月に1家三人が1日に食べる野菜と果物を現地で調達しました。内訳は、白菜・ほうれん草・ゴーヤ・キュウリ・トマト・イチゴ・豆角・ミカン類などとなっています。それぞれ1キロ分購入しました。
広州では15のサンプルのうち、5サンプルを自由市場から、10サンプルを大手の華潤万家スーパーから調達、上海では5サンプルをLotus、5サンプルを農工商スーパー、5サンプルを自由市場から、そして北京では10サンプルをウオルマートの宣武門店、5サンプルを同昌平店から購入しました。
上海郊外のベジタベさんの農園
そして、検査は青島の全く独立した第三者の中国国家認定認定検査機構に依頼し、調査しました。そこ結果、全部で45サンプルのうち、40サンプルで合計50種類の農薬が発見され、25サンプルで少なくとも5種類、5サンプルで10種類以上の残留農薬が確認されたそうです。このうち、北京のウオルマートで買ったイチゴと、広州の華潤万スーパーのキュウリでもそれぞれ13種類の残留農薬が確認されました。
ここで、私の認識とすこし違うデータが公表されています。すなわち、スーパーで買う野菜より、自由市場で買う野菜のほうが残留農薬が少ないというのです。
広州の華潤万家スーパーの場合、購入した10種類の野菜の残留農薬検出率は100%、その中には中国国家が禁止している農薬も2種類見つかったのに、同じ広州市内の越秀区で売られていた野菜・果物の農薬検出率は60%だったそうです。
なるほど、それで私の義母の買い物パターンが分かりました。私の義母は、肉以外はスーパーで野菜をまず買いません。自由市場にいって、しかも知り合いの農民を見つけて、直接販売してもらっているのです。昔からスーパーの野菜はよくない、と決めつけている行為かとも思っていたのですが、実際にそうだったのかもしれません。
こうしたグリンピースからの報告をうけて、これら大手スーパーではかなり動揺しているようですが、店内の宣伝では、「残留農薬の検疫をやっている」と堂々と書いているところが多いだけに、信用性が疑われます。
ただです。上海については???
なぜかこの報道にありません。結果がどうだったのか気になりますね。
ちなみに、農薬などの化学物質を追い出すために、ミニトマトやニンジンなど色の濃い野菜を摂取し、葉物を食べるときは30分以上水に浸けて、短時間でも熱水に浸すだけでも農薬表面の一部の農薬は除去することができます。
国際都市上海だけに、私の周りでも自己防衛をしている人が多いです。
たとえばうちのクリニックの院長(台湾人)は、上海郊外の農家の土地を借り上げて、現地農民に自分の求める野菜類を栽培させています。ものすごい量の収穫があることがあり、食べきれなくて困っているそうですが。。。。
うちも、南匯が近いので、知り合いの農家を探してみるか。
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私のとこに来られる患者さんとも、この問題はいつも情報交換していますが、でも実体がわかりにくいのが現状です。
第三者機関が調査をしてデータを公表することも難しいのですが、でもたまに報道が出てくることがあります。『健康時報』からの報道ですが、あの国際組織グリンピースが行った北京・上海・広州の農薬調査の結果が公に記事として出ています。非常に珍しいケースなので、このブログにもメモしておきます。
調査方法は、グリンピースが2008年12月と2009年2月に1家三人が1日に食べる野菜と果物を現地で調達しました。内訳は、白菜・ほうれん草・ゴーヤ・キュウリ・トマト・イチゴ・豆角・ミカン類などとなっています。それぞれ1キロ分購入しました。
広州では15のサンプルのうち、5サンプルを自由市場から、10サンプルを大手の華潤万家スーパーから調達、上海では5サンプルをLotus、5サンプルを農工商スーパー、5サンプルを自由市場から、そして北京では10サンプルをウオルマートの宣武門店、5サンプルを同昌平店から購入しました。
そして、検査は青島の全く独立した第三者の中国国家認定認定検査機構に依頼し、調査しました。そこ結果、全部で45サンプルのうち、40サンプルで合計50種類の農薬が発見され、25サンプルで少なくとも5種類、5サンプルで10種類以上の残留農薬が確認されたそうです。このうち、北京のウオルマートで買ったイチゴと、広州の華潤万スーパーのキュウリでもそれぞれ13種類の残留農薬が確認されました。
ここで、私の認識とすこし違うデータが公表されています。すなわち、スーパーで買う野菜より、自由市場で買う野菜のほうが残留農薬が少ないというのです。
広州の華潤万家スーパーの場合、購入した10種類の野菜の残留農薬検出率は100%、その中には中国国家が禁止している農薬も2種類見つかったのに、同じ広州市内の越秀区で売られていた野菜・果物の農薬検出率は60%だったそうです。
なるほど、それで私の義母の買い物パターンが分かりました。私の義母は、肉以外はスーパーで野菜をまず買いません。自由市場にいって、しかも知り合いの農民を見つけて、直接販売してもらっているのです。昔からスーパーの野菜はよくない、と決めつけている行為かとも思っていたのですが、実際にそうだったのかもしれません。
こうしたグリンピースからの報告をうけて、これら大手スーパーではかなり動揺しているようですが、店内の宣伝では、「残留農薬の検疫をやっている」と堂々と書いているところが多いだけに、信用性が疑われます。
ただです。上海については???
なぜかこの報道にありません。結果がどうだったのか気になりますね。
ちなみに、農薬などの化学物質を追い出すために、ミニトマトやニンジンなど色の濃い野菜を摂取し、葉物を食べるときは30分以上水に浸けて、短時間でも熱水に浸すだけでも農薬表面の一部の農薬は除去することができます。
国際都市上海だけに、私の周りでも自己防衛をしている人が多いです。
たとえばうちのクリニックの院長(台湾人)は、上海郊外の農家の土地を借り上げて、現地農民に自分の求める野菜類を栽培させています。ものすごい量の収穫があることがあり、食べきれなくて困っているそうですが。。。。
うちも、南匯が近いので、知り合いの農家を探してみるか。
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