2009年06月27日

子守に徹する1日

 昨日から妻と娘が実家から家に戻っています。ほぼ1週間ぶり。

 さすがに1週間も子供を見ないでいると、いろいろとできるようになっています。まずは、一人で遊ぶことがかなり上手になっています。ほ乳瓶をいじくったり、ティッシュを出してみたり、要らなくなった雑誌をめくってみたり、好奇心旺盛です。

 機動力がますます増したため、我が家のなかをハイハイで自由に行き来します。折からの蒸し暑さで、ものすごい汗の量ですが、そんなものお構いなしです。そして、食欲がすごい。殆ど嫌がることなく、ガツガツたべてくれます。

 おかげさまで、例の生薬の方法で、お尻のおむつかぶれは完治したのですが、今度は腕にできてしまいました。腕はハイハイのときに頻繁に地面とこすれるし、ちょっと注意してみてあげようと思っています。

 そのほかに、座らせてあげるととくに喜びます。視線の高さを合わせてあげるのです。すると、いろいろしゃべりかけてくれます。


座ることがかなり安定的になってきました


 ハイハイも、徐々にお尻があがるようになっています。そうしたほうが無駄な体力を使わないことも分かってきたみたいです。1週間そこらでも、新しい発見はいろいろあります。

 娘と接することができるのは、妻の仕事の関係もあり、ここしばらくは週末だけとなるのですが、そのために外来のない週末は、しっかりと子守をすることに決めました。1週間分の世話をしてあげないと。。。。

 最近、また近所で聞いた話ですが、聯洋のある住宅地で、子供の誘拐未遂事件があったようです。おばあちゃんが子守をしていたそうですが、ベビーカーに乗せて散歩中、話に夢中になっている間に、子供がいなくなり、大騒動だったそうです。結果、親指広場のKFCで、子供と犯人が食事をしているのが見つかり、無事保護されたようですが、子供の誘拐事件は上海でも多いです。

 聯洋エリアの住宅地といえば、どこもガードマンがしっかりといるところが多いのですが、それでも部外者が入り込み、いろいろ犯罪行為をしています。
 悲しいことに、裏で子供が売買の対象になっている中国。監視の目をしっかりとしておく必要があります。

お尻をあげることもできるように


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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2009年06月26日

蚊の襲撃を受ける

 今日は満身創痍状態での起床です。(笑)

 見事、蚊の羽の音でのお目覚めでした。今年初めてですね。上海の夏の恐怖、蚊の季節になりました。

 我が家は10階以上に位置するのですが、それでも蚊はやってくる。地球温暖化で、上海の蚊の10%程度は越冬できるようになったそうで、今年も蚊に対して戦々恐々としています。

 日本の蚊との違いは、なんと言ってもその機敏な運動能力にあります。日本だったら、すぐに「パチン」ができるのに、こちらではすぐに見失ってしまうこともあり、難しい。

 結局、書斎の簡易ベッドに移って寝ることにしました。どうも、網戸の隙間が原因のようなので、この週末修理します。

 今日、娘と妻が実家から一時的に戻ってくるので、なんとかしないと。
とりあえず、蚊に刺されたときに使う生薬塗り薬を準備しておきます。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2009年06月25日

上海の高齢者認知症の問題

 私の妻の祖母は85歳ぐらいなのですが、まだまだ元気に1人で暮らしています。
 ぴんぴんとマイペースの生活をしているのには、驚かされます。こうした高齢者は、上海では非常に多いです。

 2008年末には、上海市の60歳以上の人の数は300万人を突破し、そのうち53万人は80歳以上です。この数字は、かなり信用できると思います。
 妻は、地域医療で高齢者の訪問診療をしているのですが、それぞれ管轄の病院で、80歳以上の高齢者は登録しなければならないことになっているのです。そして、訪問診療を受けるだけなく、定期的に電話もかけてあげて、日頃の生活の細かなアドバイスなどもしてあげることになっています。

 上海市の調査では、上海で少なく見積もっても18万人の認知症の高齢者がいるといわれています。これは、1.5万人を対象にしたスタディーで明らかになったのですが、この中で学歴と認知症とは関係があるとし、学歴が高い方が認知症にかかりにくいというような結果も報告されています。

 さて、認知症のお年寄りに対して、家族はどのように対応しているのか、興味深いデータもありました。まず、高齢者を施設に預けたいと考えている家族は全体の2.2%に過ぎず、97.8%は自宅で世話したいと答えています。
 その理由として、施設に断られたからというのは2%にも満たない一方で、本人の意志で施設に入りたくないから、というのも51.3%いました。

 一方で、こうした認知症のお年寄りを世話する人の8割以上が50歳以上で、特にこの家族の精神的負担が非常に大きいことも問題視されています。高齢化が中国でも最も早い地域の一つである上海だけに、今後の対策が急がれます。

 そこで、上海政府は4つのレベルで認知症のお年寄りの介護をすることを考えています。それが、1.家庭による介護 2.社区老人中心(デイケアサービスをする施設)3.老人ホーム 4.医療機関の4レベルです。特に、上海市の住宅地では、2.の整備が進んできているように思います。

 高齢化の問題は中国でも年々複雑化していますが、日本でも同様の問題があるだけに、お互いの情報交換がもっとできたらいいのにとも思います。

 一般庶民が基本的な医療サービスを受けるために、妻がいるような公立な地域医療を担当する医療機関が、上海市内では比較的充実しており、安く安定的に医療サービスが受けることができるというのは、ある意味日本の都市部よりも進んでいるかもしれません。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類