2009年06月18日

かけがえのないもの

 フランスに行ったとき、機内でひたすら読書に励んだのですが、そのときに読んだ一冊が養老孟司先生の「かけがえのないもの」。東京でお目にかかって以来、先生の大フアンになったのですが、そこに書いてある言葉で、強く心に残ったモノがありました。

「身についたモノだけが財産だ」という一節です。

 今日、帰宅時に社員の一人が事務所に残って日本語を一生懸命勉強していました。話によると、日本語の学校に通っているのですが、はじめは満員になった教室も、いまでは数えるほどしかなく、それでも彼は一生懸命がんばると言っていました。

 ここで身につけた日本語は、仮にまだまだレベル的に不十分でも、彼にとってはすばらしい財産となってくれるはずです。お金にしろ、財産にしろ、そんなものはお墓にまで持って行くことはできないけど、自分の体に染みついた知識・技術は永遠に自分のものです。

 世の中が不景気で、仕事もなかなか見つけにくい時代かもしれないけど、自分の社会的地位や名誉にウロウロする暇があったら、すこしでも勉強して着実に力をつけていったほうが私はずっと有意義に過ごせると思うし、それこそ自分にとってもっとも確実な生き方であると思います。そして達成感もあります。

 実は、私が上海で尊敬する中医師の一人であった張鏡人先生が亡くなられました。87歳でした。先生が長年臨床で培って来られた知識も、当然100%継承されることなくまた露と消えてしまいました。でも、先生にとってはものすごい知識の財産です。

 自分の人生にとっての最大のリスク管理、それは社会に役立つための知識と技術を絶えず蓄えることだと私は思っています。そうなると世間や会社がどうであれ、他人がどうであれ、もうどうでもいいのです。
 私も60歳を越えたぐらいには、今よりももっと多くの患者さんの声を聞ける中医師に成長したいと思うのです。そのためにはやっぱり日々勉強です。休む暇はありません。
 私の師匠も70を超えてますます元気です。そういえば私の論文が先生の本に掲載されることになり、すこし嬉しかったです。今度、私の著書をもって元気な顔を見せに行きます。

 いろいろ思うことのあった1日でした。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

アイさんのお茶

 我が家の家事のお手伝いをしてくれているアイさんから、スペシャルなお茶をいただきました。

 安徽省の田舎の自宅畑で栽培したお茶で、それを加工したという緑茶。しかも、今年の新茶です。もちろん完全無農薬。そのためか、よく見ると虫食いの葉っぱもありました。
 
 アイさんは、上海では市販のお茶は買えないといいます。理由はおいしくないから。
 毎日飲むものだから、自分のお茶でなくてはならない、というこだわりを持っているのですが、先日、私にもこのお茶をプレゼントしてくれました。

 さっそく職場に持って行って飲んでいるのですが、非常にいい香りがします。また、味がしっかりと出るんです。アイさんの言っていることが十分分かりました。

 アイさんは、毎朝、香りたっぷりのこの濃いお茶を飲んで、仕事にでるのですが、自家製のものを飲めるなんていいですよね。私もこれから毎日楽しませてもらいます。ありがとう!

アイさんからもらったお茶の葉でさっそく。。。


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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

上海人の男性

 上海人の男性は非常にマメであるというのが私の印象なのですが、実際にはそうではなさそう、というデータが上海科学院から紹介されていました。

 たしかに、数字の上では上海人の男性は、北京や成都・南京などの男性と比べると家事をたくさんしてそうなのですが、比較してみるとその差は統計学的には有意義ではなかったというのです。

 さらに、上海人男性のお金の自分自身へのつかいっぷりは、妻よりも断然多く、どうやら家に多くのお金を入れるという上海人の男性像とは違いそう。さらに、実際には上海人の女性は、自分のものにはあまりお金を使わないというのも、我々のもつ上海人の女性の印象とは違いそうです。

 そういわれてみれば、最近、上海では地方からやってきた人が急増して、上海にいても上海人と仕事をするチャンスは明らかに減少傾向にあります。同時に、上海人の特徴やアイデンティティーも変わりつつあるのも事実です。上海語の使用範囲が狭まるのと同様に、中国の地方文化の同化も交通の発達とともに急ピッチに進んでいるように思います。

 ここに、西洋人の女性からみる中国人男性一般の印象というのが紹介されいました。それをみると、1.衛生面の問題、2.紳士的ではない、3.亭主関白、4.男女平等意識が欠乏、とまあかなりの酷評されていますが、これと比較すると、上海人の男性の評判はまだよいらしい。

 しかし、我々日本人男性も、中国人女性からすると決して評判のいいものではないのですが、結局は、一概に言えないというのが正しいということでしょうか。

 ちなみに、私の妻は上海人ですが、外食はほとんどしないし、料理はやりますし、もちろん毎日の弁当も作ってくれています。でも、そんな話をすると「ウソ」とか言われます。
 すこし興味深いのですが、妻の実家では、私が訪問するときは義父が台所に立ちますが、普段は義母が担当しているとのこと。
 
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類