2009年08月03日

子供の体重超過が3割以上

 子供の肥満の問題が、上海で取り上げられるようになって久しいですが、上海市衛生局が8月2日に発表した数値で、上海の子供たちの3割以上が体重超過傾向にあることが再び明らかになりました。

 すでに新聞などでも発表されているので、ご存じの方も多いかもしれませんが、5700人の小学2年生から4年生の児童5700人のうち、肥満も含めた体重が超過している子供の割合は全体の36%で、6年前と比較すると9.8%の増加となり、これら体重超過の子供たちのうち、31%がすでに高血圧の兆しが出始めているということです。

 こんな子供の段階から、成人病の予備軍が登場し始めていることに、上海の親御さんたちはもっと注意を払う必要があるのですが、根本的な原因は、実は親御さんサイドにあったりして、難しい問題でもあります。

 専門家も指摘していますが、まずは痩せている子供は「営養不良」であるという先入観。多少太っている方がいいと考える親御さんが実に多い。さらに、営養についての知識がない人が多く、子供は高脂肪・高タンパクを食べてこそ成長すると勘違いしている人も少なくありません。

 昨日、私が診察した小学2年生の中国人の女の子も、お母さんの話を聞くと、「つもは営養を考えて食事をしている」といいつつ、「ご褒美」のKFCなどのファーストフードが少なくなかったりします。豊かになればなるほど、そういったところへ足を伸ばしてしまう家庭が多いように思います。

 確かに、子供が喜びますが。。。。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

南浦大橋の新設信号、また新しい渋滞の種だ

 8月に入って、上海の浦東と浦西を結ぶ南浦大橋の、浦東→浦西方向に信号機がつきました。原因は、高架道路の工事の為です。

 内環状線道路は、浦西エリアでは全線高架道路なのですが、浦東では地上を走っているため、平面交差の度に信号もあり、昨今は渋滞の原因になっていました。そのため、万博に間に合わせるべく、浦東エリアの高架道路化を進めています。

 政府がやる!と決めたら何があろうと工事が遂行される上海ですが、この高架化に関しては、騒音問題を心配する沿線住民の反対も多く、南浦大橋をよく利用する私も、反対の垂れ幕をよく見かけたものです。

 さて、来年の2010年1月頃まで設置が続けられるこの信号機。昨日の日曜日に出勤するとき、早速付近をタクシーで通ったのですが、かなりクセモノです。日曜日の朝10時頃といういつもは渋滞しない時間帯でも、南浦大橋の浦西方面への入り口はしっかりと渋滞していました。

日曜日、いつもならすっと抜けられる区間なのに。。。。


 原因は、橋へ向かう本線の2車線と、楊高路から入ってくる2車線が合流して2車線になるため。合流を円滑化するための信号だとは思うのですが、また悪いことにこの信号の間隔が短い。あっという間に赤信号になってしまいました。

 信号が設置されて初めての月曜日。おそらく、今朝のラッシュ時間帯は浦東から浦西に向かう際、南浦大橋を使うことはやめておいたほうが無難だと思います。かなりの渋滞が発生するはずです。
 ただし、浦西から浦東方向に関しては車線こそ減りますが、信号はありません。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類