2009年08月04日

そんなに焦ってどうするの?

 蘇州であった蘇州人の私の親友。口癖のように「どんなに長く生きてもあと数十年しかない人生、そんなに焦ってどうするの?」と言っていました。

 私とほぼ同い年の彼はものすごく世の中をクールに見ています。中国の国がどう変わろうと、そんなの関係ない。自分は自分の道を生きていく。

 「寝る時間を惜しんでお金を稼ぐのも結構だけど、その為に大切な家族との時間を削り、健康まで害してどうするの?」と。
  
 「限られた時間しかないのだから、やっぱり自分で好きなように使いたい。今の時間は本当に今しかないのだから。」

 確かにそうかもしれません。単に食べるためだけに働くのなら、むしろ働かないほうがいい。ものすごく対価の低い仕事ならやらない方がいい。だって、自分の大切な時間を切り売りしているわけだから。。。というのが彼の持論。

 人の生き方は色々あると思います。

 今日、夜の帰宅時、ヘロヘロに疲れて浦西から浦東へ乗ったタクシーの運転手が言っていました。(ホント、よく喋る運転手だった)

 「人生は公平だと思う。だから、私は深夜に運転しない。無理してもツケがくるだけだから。」

 結局、いまべらぼうにがんばっても、いつかはそのツケがやってくる。今べらぼうにがんばらなくても、いつかは成果が見えてくる。

 「細水長流」ではないですが、結局まんべんなく無理なく生きていくことが、自分にとっての豊かな人生なのかもしれません。自然体が大切なのだと思います。長く続けられるフオームで歩いたらいいのです。

 私の「なまぬるい生活」も、中医学の中庸の思想も、なんかそういうものと関係があるように思います。そう思うと、自身のスロー生活もいつか実現させたい。

 明後日からの帰国のスケジュールが決まりました。
 8月6日は移動日、8月7日は日本での買い物・仕事関係の打ち合わせ・奈良高校OB「ろーにんず」での再会、8月9日は初盆の法事、8月9日〜10日は野良仕事(大山田村の畑で草刈りしています)、8月11日上海戻りです。

 この間、クリニックでの診察はお休みさせていただいております。大自然の空気を体一杯にうけてリフレッシュして戻ってきますので、よろしく!
 医者自体が健康な生活を実践できていなければ、とても中医学に従事できません。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

蘇州ラーメン、やっぱり「同得興」かな

 思い立ったときに書く蘇州旅行記です。

 蘇州にいったら是非正味してみたいのが蘇州ラーメン(蘇式麺)。上海とはまた違う地元ラーメンが楽しめます。まあ、上海のラーメン自体がしょぼいですが。

 蘇州の老舗ラーメン店では、蘇州市人民路嘉餘坊路6にある「同得興」が有名です。私も蘇州に行ったとき、場所も繁華街に近い便利なところにあるのでよく訪れます。この日も日本人観光客が結構訪れていました。
 味もなかなか蘇州らしくて良かったと思います。

 ここの蘇州ラーメンは多く分けて「白湯」に白いスープと、「赤湯」の黒っぽいスープの2種類があります。昼時に並んでいる人の多さからも分かるように、圧倒的に「赤湯」のほうが地元の人に人気があります。

 「赤湯」といっても血のスープではなく、醤油ベースのものです。色は黒目で、味は甘系。まさにこの甘さが蘇州を代表する味と言ってもいいのではないでしょうか。この味に対してはかなり議論が分かれるところですが、やってくる日本人を見てみてると、殆ど「白湯」を注文していたので、ここはせっかくなのでぜひ「赤湯」を食べてみたいところです。蘇州人のお勧めです。

 また、食べるときは小皿やお椀にとって食べるのではなく、ダイナミックに汁を
たっぷりと浸けて麺を吸い上げるのがお勧めです。汁と細めの麺との絡みが、味により深みを与えてくれます。これも蘇州人のアドバイス。

 麺に入っている脂身たっぷりの豚肉もなかなかいけます。こればっかり食べたらさすがに病気になりそうですが、麺とのコンビネーションは絶妙だと思います。

 私はこれにさらに蘇州焼きそば(蘇州炒麺)にチャレンジ。こちらも、上海の麺とは違ってかなり甘系。麺はうどんにように太いのが特徴。青梗菜と挽肉が入っていて、濃厚な味です。

 焼きそばについていたスープはさすがに白湯でした。味は上海で多い単なる化学調味料だけではなく、うっすらとナツメの風味があったり。地域の違いがあって楽しいものです。
 

 甘いといえば、無錫のショーロンポーもおいしいのですが、蘇州までこれば結構無錫ショーロンポーを売っている店が増えます。さすが江蘇省ですよね。



 ところで、今回の蘇州滞在では、知り合いの招待でホリデーインに泊まったのですが、面積が広くなかなか良い部屋でした。朝食のバイキングもGOOD! というわけで、少し骨休めもさせていただきました。


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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

つかみ立ちができるようになった

 実家のアパートの共有階段が現在ペンキ塗装中で、塗料のニオイがきついので、娘は今週は自宅に戻っています。再び、妻と私とでの子育てに戻っているのですが、結構いろいろ大変ですが、楽しんでいます。

 先週末は40℃近くの発熱をしてしまいましたが、しっかりと水分を摂取して、汗をかいた後、熱は下がりました。今朝も平熱にもどり元気にしています。
 中医学では、風邪の引き初めの高熱に対しては、「解表」を大切にします。熱を「冷やす」というよりも、むしろ「発散」させてあげることで、邪気を外にとばさないといけないとします。もちろん、体が元気で、「正気」が充実しいるというのが大原則ですが。

 

 熱が出ても元気に動き回って、食欲も十分すぎるぐらいあり、便通もしっかりとあったので、心配はしていなかったのですが、正直言うと、子供の発熱は精神衛生上思わしくないです。こればかりは本当に経験の積み重ねですよね。
 お子さんをたくさんもっておられるお母さん、すごい!と思います。これを正当に評価できない社会はやっぱりおかしい。

 日本の政治家にも、子育てをした経験のあるお母さんをもっと出て行ってもり、おじさんばかりの議員にしてしまってはダメだと思います。実際、私自身も子育てを徐々に経験して、この社会が如何に男性中心でできてしまっているのか実感しています。上海でも同じです。

 とはいえ、親のそういった心配はよそに、娘はどんどん成長しておりまして、今朝4時に目覚めると、元気に遊んでいました。娘もすっかりと朝型になってしまったようです。
 私自身、娘と遊べる時間はそうないし、今の時間はこの瞬間しかないワケなので、時間を見つけてしっかりと遊んであげました。もちろん、この間「仕事」は禁句です。

 今日また新しい発見がありました。

 なんと、ソファーに手を置きながらも、ヨロヨロ立ち上がるようになりました。へえ〜知らない間に子供は成長しているのだということを改めて実感。

 娘も立ち上がることで視野が一気に広がり、新しい世界が一瞬見えたのではないでしょうか。ハイハイだけでは、地面が近すぎますからね。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類