2009年08月14日

昼間仕事しない

 「ああ、なるほど!」という研究結果です。

 イタリアのUniversita'''''''''''''''' Cattolica Del Sacro Cuore-Milanoの研究ですが、1426人を対象に調査したところ、最も大脳が活発に活動した時間帯は夜の10時4分だったそうです。また、アイデアが湧きやすいのも夜10時以降。

 残念ながら、私が大好きな朝の時間ではなかったです。

 一方で、朝9時から17時まで働く会社員のうち、最も頭の働きが鈍く感じるのが午後4時33分だったそうです。つまり、昼間いくらしっかり考えても、夜のひらめきにはかなわないということだったので、昼間はなんかもっと違う類のことをした方が効率が良さそうですね。

 しかし、調査をした人の58%は夜にせっかくアイデアが浮かんでも、それを書き留めることを忘れてしまっているそうです。私もその一人です。。。。もったいない。

 また、入浴中にひらめくという人も44%もおり、入浴中のアイデアを書き留めることも大切ですね。ちなみに、私は散歩中にひらめくことがおおいです。ただ、入浴中は頭を空っぽにしやすいですね。

 ちなみに、芸術家を対象にした研究でも、創造にひらめくのは大抵夜だそうで、夜に仕事をするというのはある意味いいのかもしれません。私の文章書きの仕事は、なるべく夜にした方がいいのかも。

 しかし、大脳の誘惑に負けて、夜に仕事をしすぎると、逆に脳が興奮しちゃって今度は眠られなくなるので注意が必要ですよね。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

食塩にヨードを加えるか否か、議論再熱

 上海で発売されている食塩にヨードが含まれている、というのは皆さんご存じの通りです。逆にヨードが足りている省は北京・河北省・山西省・江蘇省・安徽省・福建省・山東省となっていますが、なぜか上海は含まれませんでした。
 
 今、この制度を見直すべきではないかという声が中国で高まっています。

 その理由として、食塩のヨードを加える政策を1994年から行っているのに、甲状腺の疾患がへるどころか、逆に増えているという点からです。

 中国は世界でも有数のヨードが不足しているエリアで、全世界のヨード欠乏症の40%にあたる7億人が中国人だといわれています。
 こうした背景からヨードを食塩に加える政策を行っていても、上海の総合病院で診断される甲状疾患は減っておらず、むしろ増えているため、新たな対策が求められてきたということです。

 その根拠となっているのがヨードを含んだ塩の摂取量から計算したヨードの摂取量の増加です。最近、栄養学的見地からも、食塩の過剰摂取が問題になっている中華料理ですが、都市部の食塩の摂取量(1日あたり11グラム)、農村の食塩摂取量(1日あたり17グラム)から計算すると、WHOが定めるヨード摂取の基準を超える場合もあるわけです。

 
 そこで、各自の状態にあわせて選べる、ヨードが含まれていない食塩が当然スーパーなどで売られるべきなのですが、今の制度上ではヨードの入っていない食塩は市政府指定の店でのみしか売られていません。

 そこで、中国衛生部は食塩に加えるヨードの量を2010年度から減少させることを決めました。そして、各地域の実情にあわせたヨードの量をきっちりと定めるとしています。15年ぶりの制度の変更になります。

 特に、中国で内陸に生活している人はヨードが不足しがちになりますし、沿海部に住んでいる人なら、昆布やワカメなど海産物を多く食べるわけで、補う量はさほど必要ではありません。また、甲状腺機能亢進症の場合、ヨードの摂取は控える必要があります。
 
 こうした個人の事情を考えて、政府も対策を講じるようになってきたことは、大きな進歩だと思います。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

中国、肝臓ガンのもう一つの理由

 上海を含めた中国全土でのB型肝炎の問題が深刻で、うちの娘も含めて、中国では生まれてすぐにB型肝炎ワクチンの予防接種をすることは、以前、ご紹介しました。

 最近、上海で開催された原発性肝臓ガンの治療についての専門家の討論会で、中国における肝臓ガンの原因が、B型肝炎だけではないことも分かってきました。

 中国全体では、東部沿海部の経済が発展したエリアでの肝臓ガンの発生が多いのですが、このうちもっとも発生率が高いのが江蘇省です。

 さらに、中国における肝臓ガンの4大原因について紹介されていましたが、このうち肝臓ガンの95%以上を占めている原因がやはりB型肝炎。そして、日本でも中国から輸入された食品で問題となったカビ、『アフラトキシン』もそうです。
 これは落花生などに発生するため、過去にアジア各地から輸入されたそば粉や米などからも検出され問題となりました。あの、「三笠フーズ」の事故米の不正な転売事件もこれと関係がありました。

 そして、中国のインフラの問題として避けて通れないのが水の汚染です。上海近郊でもいまだに川の水などを使って洗濯をしているところを見かけますが、洗剤によって河川が汚染されて、藻が異常発生し、これが死んでしまった後に発生する毒素の汚染が問題になってきました。

 中国での研究では、この手の毒素は2時間煮沸させても分解しないようで、肝臓ガンの新たな原因として注目され始めてきました。

 

 最後に肝臓ガンの原因としてあげられているのが、いわゆる「暴飲暴食」の問題。中国では伝統的に白酒のようなきついお酒を飲むチャンスが多いため、肝臓ガンの大きな理由の一つになっています。

 B型肝炎の問題はともかくとして、清潔でかつしっかりと浄化された水というのは日常のことだけに、非常に大切な問題ですよね。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類