コンを使わない人がいるという理由がよく分かりました。
それを中国でも実現させたい!と思い、早く3Gに乗り換えようと思ったのでした。
いろいろ検討を重ねた末、やはり聯通のWCDMA方式に替えました。もちろん、
中国電信のCDMA2000、中国移動のTD−SCDMAも考えましたが、後者は携帯端末がまだまだ少なく、その殆どが中国国産メーカー。あ
と、出張するときに中国からの電話がとれて、日本で使えるか?というのも大きなテーマでした。
そして、懸案であった日本語・中国語のEメール・SMSの問題も、3G回線のスピードとともに今回解決したいと思っていました。
もちろん、中国移動のGMS方式は、欧米では使えました。私自身もカナダ・フランスで実証済みです。しかし、日本でこれを使うにはすこし厄
介で、中国移動に問い合わせたところ、SIMカードロックを解除した「密輸携帯電話」を使え、という指示。オフィシャルなホットラインで「密
輸携帯電話」の話が出てくるのにはたまげましたが、要はWCDMAが使えるシムロックを解除した端末に、中国移動の現行のSIMカードカード
を使えば、日本でWCDMAを使った海外ローミングができる、というわけでした。WCDMAはGMSの発展系ですから、その理屈はなんとなく
わかります。
となると、やはり欧米だけでなく日本でもそのまま使えるWCDMAを使っているキャリアが有利と思い、最終的に聯通に決めました。
早速、浦東のヤオハンの向かいにある聯通の営業所へいって手続き。
電話番号は3G方式のWCDMAの場合、186ではじまるものに変わります。電話番号が変わること自体はそれほど心配していません。現在の
中国移動の端末に、新しい電話番号への転送を登録すればいいだけなので、電話を取りこぼすことはありません。
中国では携帯電話の電話番号にはプレミアムがつくのはご存じの通り。私の現行の電話番号も、1390ではじまるもので、しかも中国移動の内
部の人から別室で分けてもらったという代物。10年ほど使っていて、ここで替えるのはもったいないのですが、でもTDーSCDMAはあまり使
いたくないので、素直に乗り換えを決心。
あと、外国人としての問題点もあります。外国人が後払い(銀行引き落とし方式)で携帯電話の申し込みをする場合、上海人(上海戸籍の人)
の保証人か1000元のデポジットを聯通に預ける必要があります。とりあえず、妻に保証人になってもらい、解決。こんなところでも、上海戸籍
というのが生きてくるのですね。
そして、いよいよ電話番号の選定。今回もいい番号をと思って窓口のお姉さんと相談していると、下四桁がAAAAとか、ABABとかAABB
のような組み合わせになっている電話番号は、ちゃんと特別料金が設定されていて、毎月の通話料に実質加算されるという仕組みでした。中国人の
電話番号に対する執念はかなりすごいと思います。
私はラッキー番号が「8」なので、それらを適当に混ぜた一番安い電話番号に決定!UIMカードをもらうと、めでたく聯通の3G携帯電話のユ
ーザーになりました。手続きに要した時間は15分ほどでした。いたって簡単。ただし、パスポートは忘れないように。
WCDMA方式になると、携帯でインターネットをする時の回線速度がGPRS方式の約6倍、EDGE方式の1.5〜2倍になります。これが体感でき
るか。。。。
さて、次はWCDMAが使える端末の選定です。さっそく、上海駅にある行きつけの店へ。目的地から上海駅というところからも何を考えている
か分かる人は分かりますよね。(続く)
中国関連ブログランキングに参加しております。
チャイナユニコムも悪くないと思いました。
