私が中医学の勉強を志し、上海師範大学のボロボロの招待所で寝起きしながら中国語の勉強にいそしんでいるとき、偶然にも上海師範大学で勉強されていたという不思議な縁。もちろん、その当時はぜんぜん知り合いでもなんでもなく、本当に知り合ったのはごく最近という仲です。
しかし、年齢もほぼ同じで、しかも同じ関西人。関西弁が使える仲間って、上海に意外と少ないんですよ。。。。
その中で出た話題の一つ。
人間は精神的にも肉体的にも、(医学的にも)自然の一杯あるところに住まないと、元気にならないということ。その中で、最も大切なのが水、そして空気であるということ。
日本では名水が沢山あり、人々はくみにいきます。それはある意味、自然のエネルギーをもらいたいという人間の本能がそうさせているかもしれません。
小谷さんは、「パワースポット」をいろいろと巡っておられますが、実はこの「パワースポット」こそが人間が自然に暮らす上で理想に近い状態にある環境であることが多いのです。いい水や空気が豊富にあるからです。
「パワースポット」というと、なにか迷信じみた響きに聞こえますが、要は、自分自身がそこにいると体がリセットされて調整されるような場所のことだと私は理解しています。
皆さんにもそういう場所が必ずあると思うのです。もちろん、今は不本意でもそういった場所から遠ざかっているかもしれません。
私は、上海では「世紀公園」の某エリア、日本では黄昏時の法隆寺がそうです。そういった場所の近くにいると、雑踏やストレスに揉まれて不自然な生活しているとき、ふと精神的に解放されます。
そして、話をしていて一致したのが、私も小谷さんも本当のパワースポットに将来身を置きたいために今をがんばっているということ。
私が自分の少年時代の経験も含めて、日本の田舎が素晴らしい!といつもブログで書いていますが、小谷流にかけば日本の田舎にはパワースポットがあふれているということになります。
だからこそ、田舎に住んでいる人で、元気に長生きしている人が多い。中国でも、歴史的な有名人の多くは山間の田舎から輩出されていることが多いのです。そういった場所の水・空気が人間を活性化させているのです。
私がよくいく江西省の田舎もそうでした。エネルギーがあふれている場所が実は上海のような都会ではなく、田舎にあるのではないか?というのが私たちの結論になりました。(もちろん、上海にもエネルギーがありますが、ある意味それは負のエネルギーに繋がるモノかもしれません。こんど考察してみます。)
となるとお金なんかいくらあってもお墓に持って行けるわけでもなく、それよりも自分が(家族が)健康で精神的に豊かに暮らせる空間を創造することが何よりも大切なのではないかと思うのです。
そういう場所があれば、いつのたれ死んでも満足いける一生をおくれると思います。そして、その日のために、日々自分を磨いていったらいいということになり、老後の心配も軽くなる。
ところで、最近太陽発電や地熱発電など、無尽蔵にありそうなエネルギーをクリーンエネルギーとして使うようになりました。こうしたエネルギーは本当に無尽蔵なのか、不思議に思ったことはありませんか?
化石燃料を取り尽くし、つぎや波動や地熱、太陽、風といったエネルギーにまで人間は手を出していますが、私はクリーンエネルギーといって、人間の欲望に任せて単純にそうしたものを使っていったら、それこそいつか「神様」から罰が当たるような気がしてならないのです。
科学的にどうなるのか?あまりにも複雑すぎて私は今すぐに考察できていません。だけど、無尽蔵にあるものなど、この世の中に存在しないわけですし、そうしたクリーンエネルギーを使い尽くした末には、地球はついにリセットされるのでは?と思ってしまったのでした。
たまにこうしたとりとめのない、結論のないことを話すのもなんか楽しい。そう、古代中国の医学者たちも、頭のなかに壮大な宇宙を築きあげていました。その積み重ねが、今の中医学へ繋がっていくのです。
ということで、今日は独り言でした。小谷さん、ではまた今度!
そういえば、次の温泉学会でも地熱と温泉については話題になりそう。地熱を取り出すために、日本の温泉がどう影響を受けるのか、私も心配しています。
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感謝の意を込めて。
