2009年08月18日

無尽蔵な資源があるはずない

 先日、SFEの小谷さんと久しぶりに食事。わざわざ浦東の「柚子林」まで来ていただいて、大変恐縮です。この夜は、焼き肉をつつきました。

 私が中医学の勉強を志し、上海師範大学のボロボロの招待所で寝起きしながら中国語の勉強にいそしんでいるとき、偶然にも上海師範大学で勉強されていたという不思議な縁。もちろん、その当時はぜんぜん知り合いでもなんでもなく、本当に知り合ったのはごく最近という仲です。

 しかし、年齢もほぼ同じで、しかも同じ関西人。関西弁が使える仲間って、上海に意外と少ないんですよ。。。。

 その中で出た話題の一つ。

 人間は精神的にも肉体的にも、(医学的にも)自然の一杯あるところに住まないと、元気にならないということ。その中で、最も大切なのが水、そして空気であるということ。
 日本では名水が沢山あり、人々はくみにいきます。それはある意味、自然のエネルギーをもらいたいという人間の本能がそうさせているかもしれません。

 小谷さんは、「パワースポット」をいろいろと巡っておられますが、実はこの「パワースポット」こそが人間が自然に暮らす上で理想に近い状態にある環境であることが多いのです。いい水や空気が豊富にあるからです。
 「パワースポット」というと、なにか迷信じみた響きに聞こえますが、要は、自分自身がそこにいると体がリセットされて調整されるような場所のことだと私は理解しています。

 

 皆さんにもそういう場所が必ずあると思うのです。もちろん、今は不本意でもそういった場所から遠ざかっているかもしれません。

 私は、上海では「世紀公園」の某エリア、日本では黄昏時の法隆寺がそうです。そういった場所の近くにいると、雑踏やストレスに揉まれて不自然な生活しているとき、ふと精神的に解放されます。

 そして、話をしていて一致したのが、私も小谷さんも本当のパワースポットに将来身を置きたいために今をがんばっているということ。
 私が自分の少年時代の経験も含めて、日本の田舎が素晴らしい!といつもブログで書いていますが、小谷流にかけば日本の田舎にはパワースポットがあふれているということになります。

 だからこそ、田舎に住んでいる人で、元気に長生きしている人が多い。中国でも、歴史的な有名人の多くは山間の田舎から輩出されていることが多いのです。そういった場所の水・空気が人間を活性化させているのです。
 私がよくいく江西省の田舎もそうでした。エネルギーがあふれている場所が実は上海のような都会ではなく、田舎にあるのではないか?というのが私たちの結論になりました。(もちろん、上海にもエネルギーがありますが、ある意味それは負のエネルギーに繋がるモノかもしれません。こんど考察してみます。)

 となるとお金なんかいくらあってもお墓に持って行けるわけでもなく、それよりも自分が(家族が)健康で精神的に豊かに暮らせる空間を創造することが何よりも大切なのではないかと思うのです。
 そういう場所があれば、いつのたれ死んでも満足いける一生をおくれると思います。そして、その日のために、日々自分を磨いていったらいいということになり、老後の心配も軽くなる。

 ところで、最近太陽発電や地熱発電など、無尽蔵にありそうなエネルギーをクリーンエネルギーとして使うようになりました。こうしたエネルギーは本当に無尽蔵なのか、不思議に思ったことはありませんか?

 化石燃料を取り尽くし、つぎや波動や地熱、太陽、風といったエネルギーにまで人間は手を出していますが、私はクリーンエネルギーといって、人間の欲望に任せて単純にそうしたものを使っていったら、それこそいつか「神様」から罰が当たるような気がしてならないのです。

 科学的にどうなるのか?あまりにも複雑すぎて私は今すぐに考察できていません。だけど、無尽蔵にあるものなど、この世の中に存在しないわけですし、そうしたクリーンエネルギーを使い尽くした末には、地球はついにリセットされるのでは?と思ってしまったのでした。

 たまにこうしたとりとめのない、結論のないことを話すのもなんか楽しい。そう、古代中国の医学者たちも、頭のなかに壮大な宇宙を築きあげていました。その積み重ねが、今の中医学へ繋がっていくのです。

 ということで、今日は独り言でした。小谷さん、ではまた今度!

 そういえば、次の温泉学会でも地熱と温泉については話題になりそう。地熱を取り出すために、日本の温泉がどう影響を受けるのか、私も心配しています。

 

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

割り箸の有効期限

 中国で年間に消費される割り箸は500億本!
 道理で、上海市が使い捨ての割り箸の使用に制限をかけようと必死になっているわけで、最近はラーメン屋でもプラスチックの箸を使うようになっています。

 日本では割り箸は紙ケースに入れられていることが多いですが、中国ではうすいビニールに入れられているのが普通。最近では、自然環境保護の観点から、竹箸を使うとこが多いですが、竹串を2本入れたような竹箸が多く、結構使いにくいです。

 実はこの割り箸、中国の法律で使用期限が定められているのをご存じですか?今日報道されていました。
 私たちの感覚からすると、割り箸なんて腐らないので何年も置いておけそうですが、中国では半年以内に使ってしまうことになっています。

 これは、上海の気候とも関係があります。上海のように高温多湿の環境に箸を保存しておくと、容易にかびが生えてくるのが原因。このかびの毒素が発ガン性の物質になって体内に入ることが心配されるからです。

 そのほか、割り箸や竹箸は、化学物質や防かび剤を使ってかびが生えないようにさまざまな工夫も行われています。
 もちろんこうした化学物質が体にいいはずはなく、やはり問題であると言われています。

 たかが0.数角(1元=10角)のことですが、下手したら毎日のことになるので、箸は持ち歩きたいですね。

 私は基本的にマイ箸を持っています。お昼は自前のお弁当だし、不特定多数がさわる割り箸は中国ではどうも不潔なイメージがあるのです。手を洗わない人も多いし。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

書斎の掃除

 8月中に書き上げないと行けない日本の医学専門誌への依頼原稿が数本あり、さらに9月初旬に群馬で行われる日本温泉学会のプレゼンなどもまとめないといけないのですが、こうした仕事をするときに必ずしないといけないのが「書斎の掃除」。

 一つの仕事を片付けると、自分のディスクの周りには資料がどっさりとたまってしまい、とても次の仕事をできるような環境ではありません。めんどうですが、やはり掃除をしてからでないと構想が練られないのです。

 昨夜は、帰宅後、せっせと次の仕事をするために書斎の掃除。

 海外の研究で、ディスクの散らかりようはそのまま仕事の能力を反映しているというようなデータを読んだことがあります。資料が乱雑に積み上げられている状態というのは、仕事がちゃんと効率よく処理できていない、頭がちゃんと整理されていないのだそうです。

 この研究にものすごく共感し、それ以来、私も仕事が片付く度にきっちりとデスクの整理整頓をしようと心がけるようにしました。そうすると、アイデアもいろいろと湧いてくるんです。不思議と。。。。

 なんせ、自分の名前が出る原稿を発表するといことは自分の「作品」を世に送り出すと言うこと。中途半端なモノは書けません。

 昨夜は気持ちよく寝られたし、今朝も朝から仕事がんばっています。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類