2009年08月21日

ファミマのおじぎ

 今日、夜の中医学勉強会のまえに、すこしお腹にモノを入れておこうと、おにぎりを買いにファミリーマートに行ったら、店員の様子がなにか以前と違うのです。

 なにかものすごくよそよそしく感じてしまう。。。。

 で、その原因をよく観察してみたら、なんと、お客さん一人一人に「おじぎ」をしているんです。
 これにはかなりびっくりしました。

 まず、中国ではお客さんに対して、「ありがとうございます」といってお辞儀をすることは殆どありません。もちろん、「謝謝!」は言いますが。

 そういった関係からか、お辞儀をしている若い店員の動作がものすごく「ぎこちない」。私は正直、そこまでする必要はないのでは?とも思います。

 一方で、ライバル関係だと思うのですが、ローソンはものすごくぶっきらぼうなことが多い。でも、中国だったらそれが普通なのでとくに違和感がないのですが、それだけにファミリーマートの徹底した店員の教育には驚かされます。

 もう一つの決定的な違いはファミリーマートの店員は地方から来ていると思われる人が多いのに対して、ローソンは上海出身のおばさんたちが多い。そのあたりから、サービスに対しての精神の違いがでているのかもしれません。

 とはいえ、このファミマの「おじぎ」がいつまで続けられるのか?私もじっくりと観察したいと思っています。

 でも人との距離を縮めるこうしたサービスが、中国では逆に人との距離を遠ざけているようにも思います。どこでも日本式がいいというわけではないと私は思うのですが。。。。

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シンプルこそ中国式サービスのモットーだと思っています。
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(今発見しましたが、私のブログコメントの掲示板がつぶれていたのですね。修理しますので、今しばらくお待ちを。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

ヒ〜ラヒラ

 感覚の違いか、感覚のずれか、それとも。。。。

 いずれにしろ、上海が本当の意味で国際化するためには、まだまだいろいろな関門があるのは間違いないです。

 そりゃ、「国際化を目指さない」というのであれば、話は別ですが、世界で通用する都市になろう!とがんばる限りは直してもらわないといけないことはたくさんあります。

 私個人からのお願いとしては、まずパジャマでの外出だろうし、もう一つは洗濯物の問題。
 やっぱり、こうやってみんなが歩く道路では女性の下着であろうと、男性の下着であろうと、干して欲しくないですね。正直、目のやり場にも困ってしまう。特に、ものすごく派手な下着が干されていて、風にヒラヒラしたりすると。。。。

 何よりも、決定的に実害があると思われるのが、道路を歩いていて、上から洗濯物の水滴が落ちてくること。それが頭に当たったりするとやはり気持ちいい物ではないです。

 結果、それをよけながら歩くのも、上海で生活してたらよく出くわすことです。

 こういう経験は日本や欧米ではあまりありませんよね。少なくとも、下着泥棒が良く出没する日本では。
 逆に上海ではあまりにもあからさまなので、下着泥棒自体が生まれてこないのかも。

 いろんな事を考えながら上海の街角を歩く私でした。
 

交差点にしっかりと干していました


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もう少し奥ゆかしい方がいいと思います
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

夏場の下痢

 便秘の問題も大変ですが、下痢の問題も同様に大変です。いろいろ検査を受けても原因が分からない慢性の下痢の方が少なくありません。特に、上海生活で日本に居るときよりも下痢になるチャンスが増えているという方も非常に多いです。今日もそういった方からのメールがありました。

 夏場に下痢が多いというのは、日本人に限らず上海人も同様です。夏場にはスイカなど冷やした瓜類もよく食べますし、中華料理に出てくる前菜類でも冷えているものが多いですよね。

 病原菌の活動が活発になる時期ですし、今年は特に雨が多くてジメジメしているので、下痢になるチャンスが多いと思われます。(補記:日本で新型インフルエンザが流行し始めていますが、これも今年の暑くない変な夏の気候と関係があると中医学では考えます。)

 下痢の中で可能性として高いのが水や食べ物が原因となっているもの。こうした下痢の原因は、たとえば汚い水で野菜を洗っていたり、食器の洗い方が不十分であったり、食器洗いの水に問題があったりしても発生します。食材そのものの原因もありますが、中国ではその周りの環境によって作用されることが多いです。外食には要注意です。なんせ、ホールがきれいでも厨房が不潔というところは上海にたくさんありますから。

 そのほか、食生活全般も下痢と関係があることが多いです。下痢になりやすいのに辛いものを好んで食べるような人もいますし、脂っこいものが好きだというのもこれまた問題です。



 

  あまり気にしないかもしれませんが、熱いものと冷たいものを一緒に食べるののもよくないです。たとえばホットコーヒーとアイスクリームというような組み合わせは胃など粘膜を傷つけてしまいます。
 冷たいものと熱いものは決して混合して食べないようにすることは下痢防止に大切です。

 下痢になってしまったら、さすがの上海人もコテコテの中華料理は食べません。あっさりしたものを食べることを心がけ、脱水症状を防ぐというのは皆さんご存じの通りです。脱水症状を起こしてしまうと、血液の循環が悪くなり、さらによくない方向に体が向かってしまいます。そういった意味では、おかゆというのは昔の人はよく考えたものです。胃の気を養いますし、水分も適度にとれます。また脂っこくもない。

 あと、食べ合わせにも注意を。上海がにと柿という組み合わせも消化吸収を妨げて下痢や嘔吐になります。

 最近では、ストレスからくる下痢で診察に来られる方も居られます。もちろん、下痢には変わらないわけで、上記の注意事項はしっかりと守っていただく必要はあります。

 中医学の処方のなかにも、下痢に対応するものがたくさんあります。それぞれの症状にあわせて使い分けます。
 
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極力家で料理しましょう
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類