2009年09月30日

武装警察がいっぱい

 やれやれ、やっと家につきました。
 夜10時も過ぎてしまうと、娘にすら会えません。

 なんせ夕方以降、タクシーがまったく捕まらず。
 仕方がないので、携帯で運転手を呼んで、上海市内を移動。こういうときは、本当に助かります。

 交通規制の影響もあってか、よく混んでいました。

 さて、夜になって家に戻るときも同様にタクシーがない。運転手も先に帰してしまったし。でも、こういうときは地道に歩きましょう。どうせ早く帰っても、世紀公園の花火の影響で道路は大渋滞していますから。

 地下鉄駅は、国慶節ということもあり至る所で武装警察がパトロールしていました。公安の数や、私服警官の数もいつもよりかなり多い。駅員の態度で、だれが私服警官か分かってしまうんです。これも私の上海生活のキャリアかもしれません。

 地下鉄1号線では、大きな荷物を抱えた人たちを沢山みかけました。通路に所狭しと荷物が。大学生なら、このチャンスに少し里帰りするのでしょう。
 しかし、一部中国北方エリアの大学では、新型インフルエンザの流行防止のため、国慶節の休みを春節以降にずらすというところも出ています。

 もちろん、地下鉄2号線の南京東路駅は閉鎖。なんか快速電車にのっている感じでした。1駅止まらないだけでも、早く家につきますからね。

 上海科技館の駅についたら、これまたすごい人。花火大会を見終わって帰路につく人たちの集団です。おかげでここでもタクシーはなし。長蛇の列に並ぶほどの根気もないし、運動がてらに2キロの道のりを、てくてくと歩いて帰りました。

 あまりにもの人の多さに、もうすっかり人間アレルギーになってしまう上海の国慶節。今年も、やっぱり自宅にこもっています。家に居られることが一番幸せです。

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いよいよ国慶節に突入です。
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

煎じ薬服用時間

 私自身の国慶節連休の休みですが、とても8連休をとれるような身分でもなく、結局10月1日〜4日、10月6日にお休みをいただいています。ということで、この週末の外来もお休みです。少し充電させてください。

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 今日は、生薬を服用する時間についてのお話です。

 中医薬の生薬を服用する最もベーシックな方法が、生薬を煎じて、煎じ薬を服用するというパターンです。もちろん、何でも煎じたらOKというわけではなく、粉薬や丸薬にしてしまうこともあるのですが、汎用性から言うと煎じ薬が最も便利です。ただ、服用方法からすると丸薬や粉薬が便利なのですが。。。。

 これら煎じ薬の服用時間について、実はこれもかなり決まりがあります。

 一番よく知られているのが、朝9時〜10時、午後3時〜4時に服用するというパターンです。1日2回で煎じ薬を服用する場合は、この時間に服用することが圧倒的に多いです。体に対しての吸収も比較的いいとされているからです。
 私も、大部分の患者さんにはこの時間での服用をお願いしています。(ただ、お仕事がある場合は難しいので、適宜ご相談しながら決めています。)

 ただ、これ以外にもいくつかの服用方法があります。

 例えば、虚弱体質の人に多い虚証や、消化器系疾患の治療の場合には、食前30〜40分前に服用してもらうこともあります。でも、消化不良が原因の疾患だったり、生薬の中身が刺激の強いものだったりすると、食後30〜60分の服用もありです。

 このあたり、日本人一般に漢方=食前、食間という発想は必ずしも正しくないことが分かります。

 一方で、便秘の治療などの場合は、通常は朝9時〜10時、午後3時〜4時に服用パターンでいいのですが、特に生薬「大黄」などを使ったときは、生薬の力が強いので、寝る前の服用は避けてもらっています。

 あと、意外に知られていないのが不眠症の治療で使う生薬。これらは圧倒的に、寝る前に服用するのが効果的です。これは私も多数治療経験してきました。

 生薬の煎じ薬は基本的に暖かく温めて服用します。ただ、100%暖かくする必要があるかというと、決してそうではありません。

 例えば寒気がする風邪や、冷え性の人が服用する場合は、暖かいのがベストです。じわっと汗をかくことを、生薬で助けます。解毒作用の強い生薬や、熱冷ましの生薬では常温の状態で飲むことを薦めることもあります。だからといって、冷やして飲むというわけではありません。

 臨機応変に対応するのも、これまた中医学で治療する時の工夫です。

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苦くない煎じ薬もあります
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

すでに世間はお休みモード

 9月30日は国慶節イブ。街はもうすでにお祭り気分です。
 今夜は世紀公園でも打ち上げ花火がある予定なのですが、あいにくの天気。

 今朝の地下鉄2号線の地下鉄は特にガラガラでした。
 
 いつもの時間に、いつもの列車に乗ったのですが、この違いは大きい。すでに、多くの市民がお休みモードに入っているのでしょう。

 中国は日本と比較しても祭日が極端に少ないので、国慶節は貴重なお休みです。

 地方から上海に出かけている友人たちに聞いてみると、新幹線のチケットも購入が難しいぐらい混雑しているとか。里帰りも大変なので、早めに故郷に戻ってしまった人が多いように思います。

 今朝も事務所に一番乗りして黙々と仕事。誰もいない事務所は、電話もかかってこないし、集中して仕事ができます。

 建国60周年という節目の国慶節。盛大にかつ厳粛に、さらに安全に過ごせることを祈っています。

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いつもと違う盛り上がりの国慶節です。
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類