2009年09月13日

ワンタンのもう一つの食べ方

 上海では餃子をあまり(というか殆ど)食べませんが、ワンタンはよく食べます。我が家でも、月に数回はワンタンを包んで、冷凍しています。

 昨日は、冷凍庫のワンタンがすべてなくなったので、早速包みました。
 ワンタンの皮は、行きつけの市場で手に入りますし、具だけを自分で作れば、あとは「エイヤー」と気合いで包んでいきます。

 中国に来て十数年、おかげさまでワンタン包みはそこいらの上海小姐には負けませんよ。

 さて、ワンタンの食べ方ですが、いま思い出すだけでもいくつか出てきます。

 最もメジャーなのが、煮つめてスープ風に食べる方法。お馴染み「吉祥」ワンタンチェーン店でもよくあります。

 真夏になれば登場してくるのが冷やしワンタン。これは、湯がいたあとに、冷やして食べるワンタンで、上海冷麺(いわゆる温麺(ヌルメン))のお供によく出てきます。

 ワンタンの皮は、餃子の皮とちがってそっとやそこらではふやけてしまわないので、こうした食べ方ができるのだと思います。

 さて、我が家でよく食べるもう一つのワンタンの食べ方。それは「焼きワンタン」です。これは何も我が家で創作したものではなく、上海市内や郊外でも食べられている食べ方です。

 一旦ワンタンを湯通しして中まで火を通したあと、中華鍋で表面にきつね色の焦げ目をつけます。ワンタンが香ばしくなって、また一興です。日本式の焼き餃子同様、皮をパリっと仕上げるのがポイントです。我が家では、亡くなったおばあちゃんの大好物だったそうです。

 中華料理のメニューとしては定番中の定番であるワンタンですが、様々な食べ方を通じて、変化を楽しんでいる上海人なのでした。

 ちなみに私もこの「焼きワンタン」が好きです。

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上海料理に欠かせないワンタンです。上海でぜひ食べてみてください。
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類