2009年10月04日

上海で森林浴

 私たち夫婦にとっては今日は連休の最終日。

 ということで、いい天気だし、娘を連れ出して長江を見に行きました。

 場所は、外高橋の北にある上海浜海森林公園です。計画面積が300ヘクタール、このうち現在までに完成したのが120ヘクタール。とにかく巨大な公園です。

 この公園のあったエリア、実は、私が1996年に初めて上海で過ごした農家があって、ここに春節に招待されました。中国の春節を生まれて初めて体験し、感動したののを今でも覚えています。今、そんな体験をできる上海の家は減りましたよね。

 この農家に、ものすごい美人の娘さんがいて、その当時東方明珠テレビタワーのエレベーターガールをしていたのですが、よく無料でエレベーター乗せてもらったことを覚えています。なんか、そんなことができたのどかな時代でした。

 今は、そのあたりを外環状線が走っており、当時の面影はすっかり無くなりました。彼女と見に行った長江の河口も、いまこうやって公園になってしまいました。

 その当時、携帯電話がなく、ポケベルで連絡を取り合っていたのですが、その後音信不通になり、お互い気にもしなかったのですが、5年ほど前に徐家匯でばったりと出会ったことがあります。エレベーターガールをやめて、不動産会社に勤めていると言っていました。ああ、なんかなつかしい。。。。こんな思い出は私も沢山あります。

 そして改めて、今日、娘と公園に行きました。

 

公園内で凧フェスティバルをしていました おかげで凧・タコ・たこ


 なかなか立派な公園です。水杉が見事に保存されていて、林を形成しています。立派な樹木も多く、上海植物園よりも広々していい感じです。

 浦東の我が家からは、タクシーで70元ほど。時間にして40分ほどでいけるので、お手軽です。
 楊高路をひたすら高橋方面へ走り抜けます。その後、高橋鎮に入ったら、港城路から江東路に出て、一直線です。知り合いのタクシー運転手に電話で迎えに来てもらいました。こんな時、よくつかうドライバーが居たりすると便利ですよ。とくに、辺鄙な場所に行くときは、帰りのタクシーに困ることが多いので、私は出発予定の30分ぐらい前に電話しておいて、来てもらうようにしています。(注:高橋鎮から公園行きのシャトルバスも出ています。15分に1本ぐらいです。)

 

 

アオスジアゲハです。昆虫マニアの血が騒ぐ。


 魅力はなんといっても長江から運ばれてくる「比較的」クリーンな空気です。緑のフイルターで浄化されて、新鮮に感じられます。

 また、連休のど真ん中にもかからわらず、公園の面積が広いので、多少の市民がやってきても息苦しくないです。世紀公園がなんか小さく感じてしまいました。

 公園の西側にある湿地帯もなかなか良くできています。もともと長江が近いので、湿地ができやすい環境なのでしょうが、様々な植物が美しかったです。

長江です。いい青空でした。


 この公園の目玉はなんといっても長江でしょう。黄浦江と長江の交わるところに位置する公園ですので、船の行き来をリアルタイムにみることができます。そして、はるか沖には上海の造船業のメッカとなる長興島が見えます。上海長江大橋とも見える橋脚がはるか彼方に見えました。

 こんな時、iPHONEのGoogle MAPは非常に便利です。なんせ、現在地から前に見える物体までの方角、距離まで表示してくれます。

 娘もかなりはしゃいでいました。すっかり疲れて、帰りのタクシーではぐっすり。おむつを1枚しかもって行かなかったので、ウンチをしたらどうしようと心配していたのですが、これだけはなんとか大丈夫でした。でも上海はタクシーが便利なので、子連れには本当に助かります。

 秋本番とはいえ、汗ばむ陽気のなか、上海市内のミニトリップを楽しみました。楊浦区にも森林公園がありましたが、そちらよりよく整備されて気持ちよかったです。

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森林浴にどうぞ。
上海の公園は良くなってきたと思いませんか?
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

中秋の名月と花火

 今年はばっちりの組み合わせになりました。
 国慶節休みと中秋節が重なり、恒例となった上海世紀公園の花火大会では、名月を観賞しながらの花火です。

 天気も最高で、久しぶりに星がしっかりと見えています。
 が、月があまりにも明るいので、星は少し遠慮気味です。それほど、美しい月が出ていました。

 世紀公園の花火は夜7時半〜8時半まで。前半と後半に分かれているようですが、私のように川辺からみるギャラリーからするとあまり関係がありません。

 残念ながら、世紀公園のそばに住んでいるとはいえ、自宅からは直接見えないので、歩いて10分ほどの張家浜まで私は行きます。ここの橋の上から花火をみると、川にちょうど投影されてきれいにみられます。

 地元の人たちは、ちゃっかりと椅子をもってきて観賞。といっても、あまり知られていないので、人もそれほど多くないのが魅力ですか。

 

満月です


 もちろん、娘も連れて行って生まれて初めての花火。

 初めは結構真剣にみていましたが、そのうち、真っ暗の雰囲気が苦手なのか、だっこをせがまれました。でも、チラチラと空を見ていましたから、興味はあったのかもしれません。

 中秋の名月は、月餅以外にも、枝豆や里芋、ダックを食べる習慣があります。毎年、我が家の食卓に並びます。うちの妻、こういったことは伝統習慣としてちゃんとやってくれるのでいい勉強になります。

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日本とよく似た習慣だけに親近感が湧きます。
皆さん、月を観賞できましたか?
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類