2009年10月11日

上海の農家の結婚式

 考えてみれば、上海では初めてですね。自宅で挙行する結婚式にいってきました。
 (すみません、昨日いろいろお電話をいただいたのですが、周りが騒がしかったのはそのためです。。。)

 場所は万博開発で一躍注目を浴びている閔行区浦江鎮なのですが、なんせ浦江鎮は非常に大きいので、私も全然馴染みのない南の端で、黄浦江に近い農村の中の一軒家でした。

 新郎は南アフリカなどで商売をしている方で上海人。この農家が自宅です。私は今日初めて会いました。新婦は病院の看護師でハルビン人で、私たちはむしろ彼女と関係があり、夫婦が招待されました。

 上海郊外の農家っていうのは本当にうらやましい。広い庭もあり、アヒルが走っているような場所です。あの「ベジタベ」さんの奉賢区の農場まですぐそばです。精神的に最も落ち着くような静けさもありました。

 そんな中で、親戚や近所の人たちが集って、盛大に結婚式が行われたわけでした。

 どの程度盛大か、というと、1階の土間、リビング、ダイニング、2階の居室も全部接待用のテーブルを並べての大宴会。形式張ったことは一切なく、非常にアットホームな披露宴でした。


上海もすこし郊外に行くと田んぼが


 料理ですが、庭にテントを張って、田舎の調理師グループがやってきました。こうしたグループが食器なども提供してくれるようで、田舎の大イベントには欠かせません。参加者の数が多いので火力などが心配ですが、プロパンガスなどで簡易厨房を作っていました。

 中国の結婚式では中華料理のフルコースが欠かせないので、そうした料理を目の前でどんどん作っていきます。


イルミネーションと庭先の臨時台所


 というわけで、結婚式料理なのでこれでもかというほど動物性タンパク質が出てくるのには変わりません。

 でも、医師や看護師など私とも面識のあるメンバーばっかりだったので、これまた楽しい披露宴になり、最後は乾杯の嵐。

 日本の結婚式とは到底比較できない、中国人パワーあふれる賑やかなものです。

 やっぱり新しい人生の門出は、どんな形でもいいものです。いままで色々な中国式結婚式に参加してきましたが、ドンチャン騒ぎで盛り上がるのが殆どで、涙でしんみり演出するというのは殆どなかったのですね。




 余談ですが、今回の新郎・新婦は私たちの結婚式にも来てくださっており、お祝儀はいただいたお金+αというのが常識です。その為、こうやって知り合いの結婚式に参加するときは、失礼のないように、私たちの結婚式の時のお祝儀リストを確認するようにしています。一応、これが上海での習慣です。

 でも、上海の農村での結婚式もかなり簡素化されましたね。中華民族の良き伝統がどっかに吹っ飛んでしまっています。「伝統的」といえば、以前私が独身時代に「伴郎」を担当した常州の知り合い医師の結婚式がそうだったかなあ。(ちなみに伴郎は、独身者しかできません。)

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

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