2009年10月14日

原子爆弾

 地下鉄2号線の江蘇路駅を歩いていたら、遠くから見てもすぐそれと分かりました。

 原子爆弾のキノコ雲です。

 前をよく通るのでものすごく気になるのです。

 なぜこんなところにこんな写真があるのだろう?とマジマジとみたら、どうやら建国60周年のプロパガンダの一つらしい。

 「1964年10月16日、中国は、アメリカ・ソ連・イギリス・フランスについで、5番目の核保有国になった」、ということが「誇らしげ」に書かれていました。

 ちょうど45年前のことになるのですね。

 原子爆弾のキノコ雲をみると、ヒロシマ・ナガサキを思い出し、平和への思いを新たにする、というのが私が日本で受けてきた教育でした。 この写真を見て「平和」への反応ができたわけで、少なくても、日本政府は私に対しての目的は達成できたといえるでしょう。

 ところが、こうした兵器はある意味、国の威厳を象徴するモノでもあることは間違いありません。あの国慶節のパレードもそうでした。時にはクニをまとめる原動力にも利用されます。

 上海の人たちは、毎日通勤時にこのキノコ雲をみて、何を思うのでしょうか?

 まあ、おそらく大部分の中国の人は。。。。。でしょうね。ご想像に任せます。

 でも、教育というのは大事ですね。同じ写真を見ても、感じ方が180°違ってしまうわけですから。

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平和教育。
国が変わると価値観も全く変わる。当たり前ですが。
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類