さて、皆さんのご家庭にも、贈り物などで滋養強壮の力が高いといわれる『冬虫夏草』など高価な生薬が眠っていませんか?もしお持ちでしたら、これからの季節は体調を鑑みながら、服用できるチャンスになります。
ここ数年、値段が急激に上昇していた『冬虫夏草』ですが、金融危機の影響もうけて、贈答に使われるチャンスが減り、値段が下がってきたという皮肉な結果になっています。生薬薬局の人たちを話をしていると、ここ5年間で最も値段が下がっているようです。
(冬虫夏草については、過去にいろいろ記事を書いておりますので、ご参考までに。)
さて、こうした天然生薬は、ワインのように保存すればするほど価値があがるというものではありません。できることなら、その年にもらったものはその年の間に使ってしまいたいところです。もったいない、もったいない、と置いておくと、わりと早く傷んでしまうので要注意です。
特に、冬虫夏草のように、乾燥させた生薬を湿気を大変嫌います。そのため、半年から1年ほど保存するときは、密閉容器にしっかりとシリカゲルなどの乾燥剤を入れておかなければ、湿気てしまい、十分な品質を保てません。そして、くれぐれも2年以上保存しぱなっしということも避けてください。
また、仮にすぐに服用できる場合でも、密閉容器に移し替えて、中に四川料理でお馴染みの「花椒」などを防虫用に少々いれて、冷蔵庫で保存するのがベストです。
もし湿気てしまったら、太陽にしっかりと干してください。また、虫がついてしまったときは、炭火で少々あぶります。
そして、『冬虫夏草』に関していうと、1日や2日服用しても多少の体調の変化があるかもしれませんが、あまり意味が無く、普通は症状にあわせて計画的に2ヶ月〜3ヶ月服用するのが一般的です。そう、薬膳料理などで値段の高い「冬虫夏草入り・・・・」とかレストランのメニューで見かけますが、その程度ではまず大きな効果は期待できません。
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冬虫夏草は新鮮なのがベスト。
生薬も鮮度が大切です。
