2009年10月27日

料金未納、電気を止めるぞ!

 自宅に戻ると、玄関になにか大きな紙が貼られているではないですか。

 どうやら、「電気代未納!このまま11月2日までに電気代を納めないと、電気を止める。」と恐ろしいことが書かれているではないですか。

 私は公共料金はすべて銀行口座引き落としにしてあるので、銀行口座にお金がある限り、支払い忘れは発生しないようになっているのですが、なんか変です。

 よく考えてみたら、実は数週間前にメインバンクのキャッシュカードをなくしてしまい、そのため一時銀行口座を凍結したため、その名残で電気代の引き落としも止められてしまったと言うことが発覚。

 上海市電力公司のテレホンサービスに電話をすると、あっさりと解決してしまいました。

 しかし、電気会社のテレホンサービスの対応が格段によくなりました。

 まず、電話すると、うちのマンションエリアのメーター記録係の携帯電話につながり、事情を私にちゃんと報告してくれるし、今度は上海の電気関係のホットライン「95598」に電話すると、パソコンを通じて銀行振り込みを再開できる手続きをやってくれました。そしてさまざまなアドバイスも。

 玄関の張り紙をみて、もっとなんか色々なことが起るかもしれない、と心配していた私でしたが、結局杞憂に終わりました。上海の公共サービスの窓口対応は確実に進歩していると思います。

 いずれにしろ、11月2日に電気をとめられずに済みました。

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張り紙が玄関にあるとぎょっとしますよね。
余計な心配をしてしまいました。
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

Tiny Shoes

 この異国上海で、ふとしたことから知り合った友達の1人、福田さかえさんの個展が上海で開かれました。

 デザイナーやイラストレーターとして東京を中心に活躍されており、「女性」の内面を鋭く描写した作品と、中国的要素を取り入れた不思議さに、私も是非みたいと思って出かけてきました。

 場所は、上海南京西路1025弄37号にあるかわいいギャラリー、「plum.」。(13:00〜22:00)台湾人が経営しているギャラリーで、上海のオールドアパートの中にひっそりとたたずんでいます。台湾人の間では、結構有名です。
 南京西路の近代的な高級ブランド店街と喧噪からは想像もできない空間が、路地裏を一本入ったところにあり、なんか嬉しくなってしまいます。

 

 ギャラリーに入ると、いきなり正面の壁に福田さんが壁画を描いておられました。
 まずは「ごぶさたしおります。」とご挨拶。壁面いっぱいに、すでに福田ワールドの上海が広がっているではないですか!

 実は、「Tiny Shoes」というテーマを福田さんから伺ったとき、恥ずかしながら、私はすぐにそれが「纏足」ということに反応ができませんでした。
 しかし、改めて絵を鑑賞させてもらったら、福田さんがなぜこういうテーマを選んだのか、少しずつ分かってきたような気持ちになりました。

 「纏足」と聞いても、歴史の上で知っていても、実際それがどのようなことだったのか、私には知るよしもありません。でも、私の妻ぐらいの世代だと、実際に見たことがあるといいますし、まだ私たちに近い時代の事だとも言えます。

 今でも博物館などにいけば、様々な「纏足」が見られます。あまりにもきれいに刺繍された作品をみると、そのきらびやかさとその内面に秘める残酷さのギャップの大きさに驚かされます。
 絵のなかでは、纏足を履いた女性が様々な表情で描かれています。外から見ると楽しそうだけど、どこかもの悲しい色を帯びています。女の子たちの表情が、独特なんです。

 絵には、「金魚鉢」が時々出てくるのですが、それこそが「纏足」によって自由を縛られ、場合によっては見せ物にされてしまった女性の悲しみを象徴しているようです。確かに、金魚鉢の金魚は行動を制限され、外からの見せ物になってしまっています。

 

 

 

 こうした「纏足」を見ていると、なにか現代にもあるように思うのです。私は、形は違うとはいえ、あの「ハイヒール」こそがある種、現代の「纏足」なのではないか?と一瞬思ってしまいました。

 お恥ずかしながら、私はなぜ女性がハイヒールをはくのか?自分なりに理解できていません。足をきれいにみせる、足をちいさくみせる。。。なんかそのような目的ではないのか?と勝手に思っています。でも、足を痛めるし、歩いてる様子を見ているとなんか痛々しい。

 ギャラリーには、若い人から子供、おばちゃんまでいろいろな人が気軽に入ってきていました。

 福田さんは、この絵を見た中国人の女性が、果たして何を感じているのか?それをものすごく知りたいとおっしゃっていました。ただ、意外にもそうしたことを質問する中国人の女性はほとんどいないのだそうです。

 私も、妻お気に入りの作品を1枚選ばせていただきました。ダイニングの壁に掛けさせていただこうと思っています。

(10月下旬まで開催中だそうです。場合によっては11月もあるとかです。)





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Tiny Shoes
上海でも、芸術家たちが活動するスペースが増えてきました。
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キリギリスが入るカゴを使った照明 
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

無添加のお酢

 私はお酢と豆腐が大好きです。毎日どこかのメニューに登場してくれないとたまりません。

 昨日も、夜遅くまで仕事があったのと、夜に人にあう約束があったので、食事は軽く野菜ワンタンで済ませたのですが、やっぱりお酢がたまらない。

 ただ、間違っても中国人の前では「喜欢吃醋」「喜欢吃豆腐」と言ったらいけません。前者は「やくもち」、後者は「スケベオヤジ」に間違えられます。 まあ、それはともかく。。。。

 そのお酢ですが、我が家で使っているお酢は、上海ではまだ珍しい無添加の黒酢です。味も比較的よく、私の結構お薦めの一つで、特にワンタンにはこのお酢が欠かせません。

 鎮江のメーカーが出している「恒順香醋」というのですが、最近、日本でもこのメーカーのお酢が健康食品として売り出されているのですね。CMをみてちょっとびっくりしました。そこまでしなくても、気軽に調味料として使えます。

 この「恒順香醋」は結構有名でして、上海では普通のスーパーで売られています。値段も普通の醋よりも多少高いですが、べらぼうに高くないので結構気楽に使えます。

 アレルギーの対策にも、やはりこうした無添加の食品が、地元スーパーでも気軽に手にはいるようになればいいのですが。秋になってアトピーを再発される方も少なくないので、折を見つけてここにご紹介します。



「恒順香醋」


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いい調味料はやっぱり欠かせません。
家の料理ではこだわりたいですね。
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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類