先日、浦東新区の正大広場のLotus(卜蜂蓮花スーパー)に行ってきたのですが、なんと1月25日に全面改装してOPENしたらしく、以前と全く違ったスーパーに生まれ変わっていました。びっくりです。
私の知る情報では、なんか「上海で初めての5星」スーパーだそうで、そのサービスの基準がおもしろいです。
まず店員は英語・タイ語・日本語などの外国語ができる人を配置、手話もできる人がいるらしい。 さらに、店員の80%以上が、大卒以上の学歴をもっていること。
なんか細かいですね。
商品に関しては4万点以上をそろえ、かつ40%以上が輸入品。
中国国産の商品に対する信頼が低いからでしょうか?日本の小売店では、40%以上が輸入品と書いてしまうと、お客さんが来なくなるかも。
生鮮食品のも規定があるようです。たとえば、上海のスーパーは一般的に海鮮物が非常に弱いのですが、生きた海鮮物なら漁の後1日以内に店にならべ、48時間を超えてはならないというようなルールもあるそうです。でも、そういう食べ方を上海人はしないわけだし、あまり実情に合致していないなあ、とも思います。
ただ、こうした工夫の結果、すべてがコストに跳ね返ってくるわけで、どうも持続的に発展できるビジネスモデルではなさそうな気がします。たしかに、富裕層はいいターゲットですが、消費に対しての目も厳しいです。
むしろ、カルフールのように、幅広い層でも受け入れられる商品をならべ、中間所得層に高価なものを衝動買いをさせたほうが、儲かるのではないかと思ってしまいました。
中国人は店内環境やサービスの善し悪しも見ていますが、それよりも沢山お客が入っていて、ワイワイとした雰囲気になっているかどうかをよく観察しています。周りの様子で、購買意欲も変わってしまいますからね。
正大広場のLotusは、週末だというのに明らかに以前より客足が落ちていました。
確かに売り場が広々としたが、妻も私も購買意欲がわかなかった 最近、上海で増えてきているスーパーはどこも富裕者層をターゲットにしたものばかりのような気がします。庶民はいったいどこに行ったらいいのでしょうか?
富裕者層と貧困層の間の人たちが満足できるマーケットがまだ少ないような気がします。
今日は中国のお米について、すこし研究してきます。
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「我が愛しの上海へU」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00|
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