2010年01月11日

日本が大好きに

 私の妻なんかは、一度日本に行ってから、日本のことにものすごく関心を持つようになり、ますます魅力にとりつかれたようです。中国人の間では、日本に対して食わず嫌いの人が多いようにも思います。

 すべてのことが整然と行われることは、我々日本人からすれば当たり前でも、中国の人からすれば不思議で仕方がないようです。妻はとくにこの点を関心していました。

 さて、中国でもよく読まれている新聞、『環球時報』が明らかにした「中国人看世界」の調査によると、12歳〜20歳の世代で、もっとも好感の持てる国に、アメリカ・フランスを抑えて「日本」がダントツ1位に選ばれていました。これには私も少しびっくりしています。15-20岁最喜欢的国家排名日本居首位

 10年以上前、私は上海中医薬大学の医学部で20歳前後の学生たちと一緒に勉強していましたが、日本に対する印象は決していい物ではなく、コソコソいろいろ言われたものです。それが、いまや好感度をもたれている国にまでなっていることは、興味深いですね。

 この間にどういう変化があったのでしょうか?

 さて、私たちの世代、すなわち31〜40歳となると、世代の中で日本に好感を持つ人が最も低く、2.5%にすぎません。間違いなく教育や例のデモなどの影響と関係があるようにも思います。

 年頭から日本で「日中」をキーワードに関係するいろいろなこと考えていたら、実際に日本と中国を跨ぐ新しい案件がどんどん飛び込んできており、非常に興味深い展開になってきました。私の周りの親友たちも動き出してきました。
 2010年は上海を飛び出して、中国と日本を結ぶ仕事がどんどんできそうで楽しみです。

 今までの日本から中国に「教えてあげる」という関係から、アジアの仲間としての日本の存在が強化されるはずで、これは日本にとっても決してマイナスな結果にはならないと確信しています。

 日本と中国のためにやること。
 それは、中国語を操り、中国の文化を知り、中国人の妻と結婚し、そして中国からお金をいただいて勉強させていただいた私の責任でもあると思います。

 イライラすることも多いけど、なんやかんやいっても、私は中国が好きなんでしょうね。

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「我が愛しの上海へU」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類