2010年01月18日

エコな温室

 いつもお願いしてる運転手の王さんにお願いして、長江下流にある崇明島まで。

 近くなったものです。浦東から橋とトンネルで1時間でいけてしまいます。

 これだったら、崇明島に農場を持っても、物流には困らないと納得。

 ここに、すこし気になるベンチャーがあり、いろいろ話しているうちに意気投合。それでは、ということで今度一緒に仕事をすることになりました。楽しみです。

 赤ちゃんを抱える私自身はもちろんのこと、私の患者さんからもお手頃で種類の多い比較的安全な野菜を食べたいという声が多く、最近市内各地を視察に出かけています。上海のこの業界も、ここ数年で大きく変化しています。

 そのなかでも「おお!」とうならせるようなビジネスモデルを展開している中国ローカルの農場も出てきており、話が尽きません。そうした中国人の若手の経営者に会うのは、確かに楽しい。



夏野菜用のハウスにワラをかける農民たち


 で、今日行った農場で発見したビニルハウス。

 中には、トマトやなすび、ピーマン、キュウリが栽培されているのですが、この温室では化石燃料を一切使っていません。中国北方地方でおおいやり方だそうですが、昼間はビニルハウスにしっかりと太陽を注ぎ込ませ、夜になるとワラを敷いて保温するというやり方。

 これだけでも十分に暖かく、野菜もぐんぐん育っています。

 この農場の人気商品に地鶏と鶏卵があるのですが、広い敷地に鶏が走っていました。商品価値にならなかった有機野菜を食べながら、半年以上かけて大きくしているそうです。

 すでに、華人を中心に、鶏卵は供給が追いつかず、やむを得ず値上げをしたそうですが、でも値上げしてもそれほど高くない!

 非常に勉強になった視察でした。

 このブログにいろいろ書くと、また関係者から怒られるので、今日はここまで。
 なんか、自由がないなあ・・・・。

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「我が愛しの上海へU」-理想の中医学と漢方を求めて

下のスペースで鶏が卵を産みます
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類