2010年01月25日

試練の1ヶ月かな

 今日からうちのアイさん(家政婦さん)は、田舎に帰りました。

 もうすぐ春節です。地方から上海に働きに出てきている人たちは、仕事の片がついたら、早めに田舎に戻る傾向にあるとか。毎年、帰省のための鉄道チケットや航空券を買うのが大変なわけで、早めに戻りたいという気持ちは十分に理解できます。

 アイさんがいなくなると、共働きでしかも赤ちゃんのいる我が家はかなり大変になります。春節が終わるまでの1ヶ月は、妻とお互いの働く時間をやりくりしながら何とか乗り越えたいと思っています。まさに、試練の1ヶ月です。

 もちろん、アイさんに限らず、工場でも地方からの労働者の確保に頭を痛めているという話を聞きます。
 広東省東莞での調査結果を読みましたが、田舎に帰った出稼ぎ労働者のうち、再び同じ職場に戻ってくる予定の人は80%。残り10%の人は東莞に戻ってくるけど、同じ職場には戻らない、さらに10%の人は、違う都市へ出稼ぎに行くと答えていました。特に、戻ってこないと答える人が年々増えているところからも、流動性が年々高まっているようです。

 我が家に来て、かれこれ3年目になるうちのアイさんは、娘も慣れているし、すっかり頼りっぱなしになってしまったのですが、いざいなくなると、その存在の大きさを実感します。

 
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「我が愛しの上海へU」-理想の中医学と漢方を求めて
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類